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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Microsoft(R) Exchange Server


レコードの記載形式

この章では,PFM - Agent for Exchange Serverのレコードをアルファベット順に記載しています。各レコードの説明は,次の項目から構成されています。

〈このページの構成〉

機能

各レコードに格納されるパフォーマンスデータの概要および注意事項について説明します。

デフォルト値および変更できる値

各レコードに設定されているパフォーマンスデータの収集条件のデフォルト値およびユーザーが変更できる値を表で示します。「デフォルト値および変更できる値」に記載している項目とその意味を次の表に示します。この表で示す各項目については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。

項目

意味

変更可否

Collection Interval

パフォーマンスデータの収集間隔(秒単位)。

○:変更できる

×:変更できない

Collection Offset※1

パフォーマンスデータの収集を開始するオフセット値(秒単位)。オフセット値については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働監視データの管理について説明している章を参照のこと。

Log

収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうか。

Yes:記録する。ただし,「Collection Interval=0」の場合,記録しない。

No:記録しない。

LOGIF

収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうかの条件。

Over 10 Sec Collection Time※2

システム構成によって,レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうか。

Yes:10秒以上掛かることがある。

No:10秒掛からない。

Realtime Report Data Collection Mode※2

リアルタイムレポートの表示モードを指定。

Reschedule:再スケジュールモード

Temporary Log:一時保存モード

なお,Over 10 Sec Collection Time の値が「Yes」のレコードには,一時保存モード(Temporary Log)を指定する必要がある。

注※1

指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。

Collection Offsetの値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。

注※2

履歴収集優先機能が有効の場合に表示されます。

ODBCキーフィールド

PFM - ManagerまたはPFM - Baseで,Storeデータベースに格納されているレコードのデータを利用する場合に必要な主キーを示します。ODBCキーフィールドには,各レコード共通のものと各レコード固有のものとがあります。ここで示すのは,各レコード固有のODBCキーフィールドです。複数インスタンスレコードだけが,固有のODBCキーフィールドを持っています。

各レコード共通のODBCキーフィールドについては,「ODBCキーフィールド一覧」を参照してください。

ライフタイム

各レコードに収集されるパフォーマンスデータの一貫性が保証される期間を示します。ライフタイムについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照してください。

レコードサイズ

1回の収集で各レコードに格納されるパフォーマンスデータの容量を示します。

フィールド

各レコードのフィールドについて表で説明しています。表の各項目について次に説明します。