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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


Network Interface Summary(PI_NINS)

〈このページの構成〉

機能

Network Interface Summary(PI_NINS)レコードには,Network Interface Detail(PI_NIND)レコードに格納されるデータを,ある一定の時間を単位として要約したパフォーマンスデータが格納されます。

インターフェースには,ループバック,ローカルトークンリングアダプター,およびEthernetアダプターがあり,1台のマシンに複数のネットワークインターフェースを置けます。各インターフェースは,複数のIPアドレスを持てます。パフォーマンスデータを収集するごとに,1つのネットワークインターフェースにつき1件のレコードが作成されますが,最初に見つかったIPアドレスだけが使用されます。なお,Network Interface Detail(PI_NIND)レコードを収集しなくても,このレコードにはパフォーマンスデータが格納されます。

注意
  • PFM - Agent for Platformのサービス起動中に,SolarisのDR機能を使用してシステムリソースを変更した場合に,正しく収集できないパフォーマンスデータがあります。変更の影響を受けるシステムリソースの種類と変更後に正しくレポートを表示するための対処方法を次の表に示します。

    システムリソースの種類

    レポートの種類

    変更後の対処方法

    LANボード

    リアルタイム

    レポートを再表示する。

    履歴

    表示期間にシステムリソースを変更した日時を含めないように指定する。

    システムリソースの変更の影響を受けるフィールドは,次に示す以外のフィールドです。

    ・Interval(INTERVAL)

    ・Record Time(RECORD_TIME)

    ・Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

    ・Storeデータベースに記録されるときだけ追加されるフィールド

    なお,システムリソースを変更する場合の注意事項の詳細は,「レコードの注意事項」の「システムリソースを変更する場合の性能情報」を参照してください。

  • このレコードは,SolarisのShared-IP Non-Global Zoneでは使用できません。Exclusive-IP Non-Global Zoneでは使用できます。なお,Shared-IP Non-Global Zoneではレポートを表示できますが,Intervalフィールド,Record Timeフィールド,およびRecord Typeフィールドの値以外はすべて0が表示されます。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

60

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

Realtime Report Data Collection Mode

Reschedule

注※

指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。

Collection Offsetの値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。

ODBCキーフィールド

なし

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名

(PFM-Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポート対象外

データソース

Interface Count(NUMBER_OF_INTERFACES)

インターフェースの数。

COPY

ulong

No

Network Interface Summary(PI_NINS)レコードで要約されたNetwork Interface Detail(PI_NIND)レコードの数。

Interval(INTERVAL)

Network Interface Summary(PI_NINS)レコードが格納されたインターバル時間(秒単位)。

COPY

ulong

Yes

・リアルタイムでデルタ値のチェックを外した場合RECORD_TIME - 最後のブート時刻

・その他の場合RECORD_TIME - 前のレコード時刻

Pkt Collisions(PACKET_COLLISIONS)

パケット衝突が発生した回数。

AVG

ulong

Yes

Pkt Receive Errors(PACKET_RECEIVE_ERRORS)

パケット受信時のエラー数。

AVG

ulong

Yes

Pkt Xmit Errors(PACKET_TRANSMIT_ERRORS)

パケット送信時のエラー数。

AVG

ulong

Yes

Pkts Rcvd(TOTAL_PACKETS_RECEIVED)

受信したパケット数。

AVG

ulong

Yes

Pkts Rcvd/sec(PACKETS_RECEIVED_PER_SECOND)

パケットを受信した頻度(1秒当たりのパケット数)。

R

float

Yes

TOTAL_PACKETS_RECEIVED / INTERVAL

Pkts Xmitd(PACKETS_TRANSMITTED)

送信したパケット数。

AVG

ulong

Yes

Pkts Xmitd/sec(PACKETS_TRANSMITTED_PER_SECOND)

パケットを送信した頻度(1秒当たりのパケット数)。

R

float

Yes

PACKETS_TRANSMITTED / INTERVAL

Record Time(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。

COPY

time_t

No

Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード種別。常に「NINS」。

COPY

char(8)

No