Network Interface Summary(PI_NINS)
- 〈このページの構成〉
機能
Network Interface Summary(PI_NINS)レコードには,Network Interface Detail(PI_NIND)レコードに格納されるデータを,ある一定の時間を単位として要約したパフォーマンスデータが格納されます。
インターフェースには,ループバック,ローカルトークンリングアダプター,およびEthernetアダプターがあり,1台のマシンに複数のネットワークインターフェースを置けます。各インターフェースは,複数のIPアドレスを持てます。パフォーマンスデータを収集するごとに,1つのネットワークインターフェースにつき1件のレコードが作成されますが,最初に見つかったIPアドレスだけが使用されます。なお,Network Interface Detail(PI_NIND)レコードを収集しなくても,このレコードにはパフォーマンスデータが格納されます。
- 注意
-
-
PFM - Agent for Platformのサービス起動中に,SolarisのDR機能を使用してシステムリソースを変更した場合に,正しく収集できないパフォーマンスデータがあります。変更の影響を受けるシステムリソースの種類と変更後に正しくレポートを表示するための対処方法を次の表に示します。
システムリソースの種類
レポートの種類
変更後の対処方法
LANボード
リアルタイム
レポートを再表示する。
履歴
表示期間にシステムリソースを変更した日時を含めないように指定する。
システムリソースの変更の影響を受けるフィールドは,次に示す以外のフィールドです。
・Interval(INTERVAL)
・Record Time(RECORD_TIME)
・Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)
・Storeデータベースに記録されるときだけ追加されるフィールド
なお,システムリソースを変更する場合の注意事項の詳細は,「レコードの注意事項」の「システムリソースを変更する場合の性能情報」を参照してください。
-
このレコードは,SolarisのShared-IP Non-Global Zoneでは使用できません。Exclusive-IP Non-Global Zoneでは使用できます。なお,Shared-IP Non-Global Zoneではレポートを表示できますが,Intervalフィールド,Record Timeフィールド,およびRecord Typeフィールドの値以外はすべて0が表示されます。
-
デフォルト値および変更できる値
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval |
60 |
○ |
Collection Offset※ |
0 |
○ |
Log |
No |
○ |
LOGIF |
空白 |
○ |
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
Realtime Report Data Collection Mode |
Reschedule |
○ |
- 注※
-
指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。
Collection Offsetの値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。
ODBCキーフィールド
なし
ライフタイム
なし
レコードサイズ
-
固定部:797バイト
-
可変部:0バイト
フィールド
PFM-View名 (PFM-Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポート対象外 |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|
Interface Count(NUMBER_OF_INTERFACES) |
インターフェースの数。 |
COPY |
ulong |
No |
− |
Network Interface Summary(PI_NINS)レコードで要約されたNetwork Interface Detail(PI_NIND)レコードの数。 |
Interval(INTERVAL) |
Network Interface Summary(PI_NINS)レコードが格納されたインターバル時間(秒単位)。 |
COPY |
ulong |
Yes |
− |
・リアルタイムでデルタ値のチェックを外した場合RECORD_TIME - 最後のブート時刻 ・その他の場合RECORD_TIME - 前のレコード時刻 |
Pkt Collisions(PACKET_COLLISIONS) |
パケット衝突が発生した回数。 |
AVG |
ulong |
Yes |
− |
− |
Pkt Receive Errors(PACKET_RECEIVE_ERRORS) |
パケット受信時のエラー数。 |
AVG |
ulong |
Yes |
− |
− |
Pkt Xmit Errors(PACKET_TRANSMIT_ERRORS) |
パケット送信時のエラー数。 |
AVG |
ulong |
Yes |
− |
− |
Pkts Rcvd(TOTAL_PACKETS_RECEIVED) |
受信したパケット数。 |
AVG |
ulong |
Yes |
− |
− |
Pkts Rcvd/sec(PACKETS_RECEIVED_PER_SECOND) |
パケットを受信した頻度(1秒当たりのパケット数)。 |
R |
float |
Yes |
− |
TOTAL_PACKETS_RECEIVED / INTERVAL |
Pkts Xmitd(PACKETS_TRANSMITTED) |
送信したパケット数。 |
AVG |
ulong |
Yes |
− |
− |
Pkts Xmitd/sec(PACKETS_TRANSMITTED_PER_SECOND) |
パケットを送信した頻度(1秒当たりのパケット数)。 |
R |
float |
Yes |
− |
PACKETS_TRANSMITTED / INTERVAL |
Record Time(RECORD_TIME) |
レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。 |
COPY |
time_t |
No |
− |
− |
Record Type(INPUT_RECORD_TYPE) |
レコード種別。常に「NINS」。 |
COPY |
char(8) |
No |
− |
− |