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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


10.2.2 Windowsのセキュリティイベントログに「失敗の監査」(イベントID:4625または4776)が記録される

監視対象ホストがWindowsの場合,Windowsのセキュリティイベントログに「失敗の監査」(イベントID:4625または4776)が記録されることがあります。

PFM - RM for Platformは,監視対象の設定時にユーザー名およびパスワードを指定したアカウント情報※1で監視対象のホストにWMI接続しますが,WMIは,プロセスを実行するアカウント情報※2(インスタンス環境の設定時にユーザー名およびパスワードを指定したアカウント情報)でも監視対象のホストに接続を試みるために発生する現象です。Windowsのセキュリティイベントログに「失敗の監査」(イベントID:4625または4776)が表示されても,性能情報が収集できていれば,問題はありません。

この現象を回避するためには,次の設定をして運用してください。

  1. PFM - RMホストと監視対象ホストに,ユーザー名とパスワードが同じアカウント情報を作成する。

  2. 1.で作成したアカウント情報のユーザー名およびパスワードを,該当するインスタンス環境の設定項目,および監視対象の設定項目に次のとおり指定する。

    • インスタンス環境のアカウント情報の設定項目のRMHost_User※2:ユーザー名

    • インスタンス環境のアカウント情報の設定項目のRMHost_Password※2:パスワード

    • 監視対象のアカウント情報の設定項目のUser※1:ユーザー名

    • 監視対象のアカウント情報の設定項目のPassword※1:パスワード

    各設定項目の指定方法については,「3.1.4 Windows版のセットアップ手順」を参照してください。

注※1 共通アカウント情報を使用している場合は,共通アカウント情報(wmi)の設定項目(UserまたはPassword)です。

注※2 共通アカウント情報を使用している場合は,共通アカウント情報(pfmhost)の設定項目(UserまたはPassword)です。