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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


jpcconf agttree export

〈このページの構成〉

形式

形式1

jpcconf agttree export    -owner ユーザー名
                          [-lhost 論理ホスト名]
                          [-noquery]
                          -f エクスポート先のファイル名

形式2

jpcconf agttree export    -template
                          [-noquery]
                          -f エクスポート先のファイル名

機能

jpcconf agttree exportコマンドは,エージェント階層の定義情報を指定されたファイルにエクスポートするコマンドです。また,現在の定義情報ではなく,テンプレートファイルをエクスポートすることもできます。

エクスポートしたエージェント階層定義ファイルは,jpcconf agttree importコマンドの入力ファイルとして指定できます。

コマンドを実行できるホスト

PFM - Managerホスト

実行権限

Windowsの場合

Administrators権限を持つユーザー

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合

/opt/jp1pc/tools/

引数

-owner ユーザー名

ユーザー名に指定したユーザーのエージェント階層の定義情報をエクスポートします。

ユーザー名には,1〜16バイトの半角英数字,半角空白文字,または次に示す記号を指定できます。ただし,英文字の大文字と小文字は区別されません。

! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~

入力値はOSおよびシェルのコマンドラインの仕様に従って解釈されます。必要に応じて,エスケープおよびエンコードを実施した上で指定してください。

-template

エージェント階層定義ファイルのテンプレートファイルを出力します。

-lhost 論理ホスト名

このコマンドを実行するホストの論理ホスト名を指定します。1〜32バイトの半角英数字で指定します。指定を省略した場合,物理ホストが仮定されます。

-noquery

このオプションを指定すると,コマンドの実行を中断する問い合わせメッセージが出力されなくなり,ユーザーの応答が不要になります。非対話形式で実行したい場合に指定します。

-fオプションで指定したエージェント階層定義ファイルがすでにある場合,上書きされます。

なお,指定したファイルと同名のファイルがある場合は,KAVE05399-Iメッセージが出力され,ファイルが更新されます。

-f エクスポート先のファイル名

エクスポートするエージェント階層定義ファイルのファイル名を指定します。絶対ファイルパス名,相対ファイルパス名,ファイル名が指定できます。絶対ファイルパス名以外の場合,カレントディレクトリを基点とします。

エージェント階層定義ファイルの形式

コマンド「jpcconf agttree importの「エージェント階層定義ファイルの形式」の記載個所を参照してください。

注意事項

戻り値

0

正常終了した。

1

引数の指定に誤りがある。

2

コマンドの実行権限がない。

5

PFM - Baseホスト上でPFM - Managerホストだけで実行できるコマンドを実行しようとした。

6

指定されたユーザーがいない。

11

ユーザーによって処理が中止された(問い合わせに対して「N」を返した場合)。

100

Performance Managementの環境が不正である。

101

コマンドの実行に必要なサービスが起動していない。

102

指定された論理ホスト名がセットアップされていない。

200

メモリーが不足している。

210

ディスク容量が不足している。

211

ファイルまたはディレクトリにアクセスできない。

255

予期しないエラーが発生した。

使用例

ユーザー「pfm-user」のエージェント階層定義情報を出力する例を次に示します。

# jpcconf agttree export -owner pfm-user -f agttree_def.xml