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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


12.1 統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視の概要

Performance Managementは,統合管理製品であるJP1/IMと連携して稼働を監視できます。

JP1/IMと連携することで,Performance ManagementやほかのJP1製品などのプログラムを同じ画面で監視したり,問題が発生したときに,発行されたJP1イベントを契機として事象発生元ホストのPerformance Managementのレポートを表示させたりできます。また,JP1ユーザーでPerformance Managementにログインすることもできます。

JP1/IMと連携したPerformance Managementによる稼働監視の例を次の図に示します。

図12‒1 JP1/IMと連携したPerformance Managementによる稼働監視の例

[図データ]

参考 JP1/IMとは

JP1/IMはJP1シリーズの統合運用管理を実施するための製品です。企業情報システム全体を統合管理するための機能を提供します。JP1/IMは,「セントラルコンソール」による監視と業務視点でシステム全体を可視化できる「セントラルスコープ」による監視ができます。セントラルスコープは,企業システム全体を業務の視点で可視化できるビジュアル監視画面があり,大規模で複雑なシステムでも直感的に監視できます。

JP1/IMでPerformance Managementを監視する方法は2種類あり,監視対象や目的などによって監視方法を選べます。それぞれの特長を次に示します。

また,JP1/IM2と連携すると,JP1/IM2のREST APIを使用してPerformance Managementのパフォーマンスデータ(履歴データ)を取得できます。

バージョン12-10以降のJP1/IM2と連携する場合は,さらに次のことができます。

〈この節の構成〉