12.1.4 JP1/IM2と連携した稼働監視の概要
JP1/IM2と連携すると,JP1/IM2のREST API(性能情報取得API)を使用して,Performance Managementの監視エージェントで蓄積されたパフォーマンスデータ(履歴データ)を取得したり,JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアー上で監視エージェントのステータスやヘルスチェックステータスを確認したりできます。
JP1システムイベントを使用することで,ステータスの変更をリアルタイムでJP1/IM2に反映できます。
バージョン12-10以降のJP1/IM2と連携する場合は,さらに次のことができます。
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JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーによるPerformance Managementの監視対象の稼働情報の表示
JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアーを使用して,Performance Managementの監視対象全体の稼働状況を確認できます。性能に関する問題の検知から詳細な原因の分析までを,すべてJP1/IM2の画面上で行えます。
[統合オペレーション・ビューアー]画面では,[稼働状況]領域の構成要素(IM管理ノード)から選択したPerformance Managementの監視エージェントに対して,次の情報を表示できます。
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PFM - Web Consoleの画面による稼働状況表示
・PFM - Web Consoleのバージョンが12-10以降の場合
PFM - Web Consoleへのログイン操作なし(シングル・サインオン)で,[詳細表示]領域の[パフォーマンス]タブにPFM - Web Consoleの画面を表示し,監視エージェントの稼働状況を表示できます。
・PFM - Web Consoleのバージョンが12-50以降の場合
[イベント一覧]領域に表示されているPerformance Managementのイベントからのモニター起動,またはJP1/IM2の提案機能を使用して,Performance ManagementのレポートをPFM - Web Consoleの画面に表示できます。
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関連ノード表示
[詳細表示]領域の[関連ノード]タブに,操作対象のPerformance ManagementのIM管理ノード(監視エージェント)に関連するノードおよびノード間の関連種別を,関連ノードとしてビジュアル化して表示できます。
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トレンド情報表示
[詳細表示]領域の[トレンド]タブに,操作対象のPerformance ManagementのIM管理ノード(監視エージェント)のパフォーマンスデータを,トレンド情報としてグラフ化して表示できます。
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プロパティ表示
[詳細表示]領域の[関連ノード]タブの[プロパティ]に,操作対象のPerformance ManagementのIM管理ノード(監視エージェント)のプロパティを表示できます。
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提案情報の表示と対処アクションの実行
バージョン12-50以降のJP1/IM2の提案機能を使用する場合,[稼働状況]領域で,提案アイコンが付与されているPerformance ManagementのIM管理ノード(監視エージェント)を選択すると,[詳細表示]領域の[提案]タブに,提案情報(Performance Managementのシステム状況に応じて提案する対処アクション)を表示し,対処アクションを実行できます。
注 PFM - Web Console,およびPFM - ManagerホストのJP1/Baseの前提バージョンは12-10以降です。
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JP1/IM2のREST APIを使用したトレンド情報の取得
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メトリック一覧取得API
Performance Managementから時系列データのメトリック一覧を取得できます。
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時系列データ取得API
Performance Managementの時系列データを取得できます。
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JP1/IM2の統合オペレーション・ビューアー,およびJP1/IM2のREST APIの詳細については,JP1/IM2のマニュアルまたはドキュメントを参照してください。