10.3.3 運用開始後のマシンの論理ホスト名の変更
ここでは,Performance Managementシステムを構築したあとでPFM - Managerホスト,PFM - Agentホスト,またはPFM - RMホストのマシンの論理ホスト名を変更する場合に必要な,Performance Managementシステムでの作業手順を説明します。
論理ホスト名を変更する場合,jpcconf host hostnameコマンドで監視ホスト名を変更してから,論理ホスト名を変更する必要があります。
なお,jpcconf host hostnameコマンドを実行した場合,定義情報や性能情報など変更前の情報はすべて引き継がれます。jpcconf host hostnameコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) PFM - Managerの論理ホスト名を変更する
(a) PFM - Managerの論理ホスト名を変更する流れ
PFM - Managerの論理ホスト名を変更する場合,次のホストでの作業が必要です。
-
PFM - Managerホスト
-
PFM - Web Consoleホスト
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PFM - AgentまたはPFM - RMホスト
-
監視コンソール
作業の流れを次の図に示します。
なお,JP1/SLMと連携している場合には作業の前に,「13.4.1 JP1/SLMと連携したあとにホスト名を変更する場合の流れ」を参照してください。
(b) PFM - Managerの論理ホスト名を変更する手順
図中の番号に沿って作業手順を次に示します。
-
ホスト名を変更するPFM - Managerホストの監視を一時停止する。
ホスト名変更の操作中のヘルスチェックイベントを抑止したい場合は,PFM - Managerホストのjpctool monitor suspendコマンドまたは監視コンソールを使用して,ホスト名を変更するPFM - Managerホストの監視を一時停止します。
監視の一時停止の詳細については,「8. 監視の一時停止と再開」を参照してください。
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変更後のホスト名を指定して監視を一時停止する。
手順1で監視を一時停止させた場合,あわせて変更後のホスト名を指定して監視を一時停止する必要もあります。
この場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor suspendコマンドの-forceオプションを使用してください。
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ヘルスチェックエージェントの設定を削除する。
ヘルスチェック機能を使用している場合,ヘルスチェックエージェントのエージェント定義の削除(エージェント階層の管理フォルダからの削除,アラームテーブルの関連づけの削除)を,PFM - Web Consoleから実施します。エージェントの定義を変更する手順の詳細については,「6. アラームによる稼働監視」を参照してください。
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PFM - AgentまたはPFM - RMの設定を削除する。
論理ホスト名を変更するPFM - Managerと同一ホストにインストールしている論理PFM - Agentまたは論理PFM - RMホストのエージェント定義の削除(エージェント階層の管理フォルダからの削除,アラームテーブルの関連づけの削除)を,PFM - Web Consoleから実施します。エージェントの定義を変更する手順の詳細については,「3. エージェントの監視」および「6. アラームによる稼働監視」を参照してください。
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PFM - Web Consoleホストでサービスを停止する。
ホスト名を変更するPFM - Managerに接続するPFM - Web ConsoleホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止します。サービスの停止にはjpcwstopコマンドを使用してください。
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PFM - AgentまたはPFM - RMホストでサービスを停止する。
ホスト名を変更するPFM - Managerに接続するPFM - AgentまたはPFM - RMホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止します。サービスの停止にはjpcspm stopコマンドを使用してください。
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PFM - Managerホストでサービスを停止する。
クラスタソフトからの操作で,実行系ノードと待機系ノードで起動しているPerformance Managementのプログラムおよびサービスを停止します。停止する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
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クラスタソフトからPFM - Managerの登録を解除する。
クラスタソフトから,論理ホストのPFM - Managerに関する設定を削除してください。設定を削除する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
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PFM - Managerホストの監視ホスト名を変更する。
jpcconf host hostnameコマンドを実行して監視ホスト名を変更します。
論理ホスト名をlhostAからlhostBに変更する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcconf host hostname -lhost lhostA -newhost lhostB -d d:\backup -dbconvert convert
jpcconf host hostnameコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- メモ
-
jpcconf host hostnameコマンドの-dオプションに指定するディレクトリには,目安として,指定したホストに存在するPFM - AgentおよびPFM - RMのStoreデータベース容量およびインポートディレクトリにあるデータベース容量の合計と同量の空きディスク容量が必要です。ただし,Storeデータベースの格納先ディレクトリおよびインポートディレクトリを変更している場合,変更後のディレクトリのデータベース容量を基に,必要なディスク容量を算出してください。
例えば,環境ディレクトリ上に,PFM - Agent for HiRDB,およびPFM - Agent for Oracleがある場合,環境ディレクトリ上でそれぞれのStoreデータベースの容量およびインポートディレクトリにあるデータベース容量を合計した値の空きディスク容量が必要となります。なお,PFM - ManagerのMaster StoreサービスのStoreデータベースの容量は合計に含める必要はありません。
-
PFM - Managerの論理ホスト名を変更する。
PFM - Managerの論理ホスト名を変更します。
-
必要に応じて,Performance Managementのシステム内で変更後のホスト名で名前解決できるようにhostsファイルおよびjpchostsファイルの設定を変更する。
-
論理ホスト環境定義ファイルをエクスポートする。
- 補足
-
待機系ノードに実行系ノードの設定情報を反映します。まず,実行系ノードの論理ホスト環境定義をファイルにエクスポートします。
jpcconf ha exportコマンドを実行して,論理ホスト環境定義を,任意のファイルにエクスポートします。
例えば,lhostexp.confファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha export -f lhostexp.conf
なお,エクスポートする論理ホスト環境のPFM - Managerでヘルスチェック機能が有効になっている場合,ヘルスチェックエージェントが論理ホストにセットアップされているため,ヘルスチェックエージェントに関する情報がエクスポートされます。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha exportコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf ha exportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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論理ホスト環境定義ファイルを待機系ノードにコピーする。
手順12でエクスポートしたファイルを,待機系ノードに反映するために,実行系ノードから待機系ノードにコピーします。
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論理ホスト環境定義ファイルをインポートする。
- 補足
-
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードにインポートします。
jpcconf ha importコマンドを実行して,論理ホスト環境定義を待機系ノードにインポートします。
例えば,エクスポートファイル名がlhostexp.confの場合,次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha import -f lhostexp.conf
jpcconf ha importコマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,実行系ノードと同じ環境に設定変更します。これによって,論理ホスト運用でPFM - Managerを起動するための設定が実施されます。
なお,インポートする論理ホスト環境のPFM - Managerでヘルスチェック機能が有効になっている場合,ヘルスチェックエージェントが論理ホストにセットアップされているため,ヘルスチェックエージェントに関する情報がインポートされます。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha importコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf ha importコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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論理ホスト環境の設定を確認する。
実行系ノードと同じようにjpcconf ha listコマンドを実行して,論理ホストの設定を確認します。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all
jpcconf ha listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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クラスタソフトを再設定する。
設定方法については「10.2.2(4) クラスタソフトの設定手順」を参照してください。
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必要に応じて,PFM - Agent固有の手順を実行する。
PFM - ManagerホストにPFM - Agentがインストールされている構成では,PFM - Agent固有の手順が必要な場合があります。PFM - Agent固有の手順の要否について,次の表に示します。
表10‒5 PFM - Agent固有の手順の要否 構成
手順の要否と参照先
PFM - Managerホストにインストールされているのが,PFM - Agent 09-00以降の場合。
PFM - Agent固有の手順の要否は,PFM - Agentごとに異なります。PFM - Agent固有の手順については,各PFM - Agentマニュアルの,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
PFM - Managerホストにインストールされているのが,PFM - Agent 09-00未満の場合。
次のPFM - Agentの場合。
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PFM - Agent for Cosminexus
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PFM - Agent for Domino
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PFM - Agent for Enterprise Applications
-
PFM - Agent for Microsoft SQL Server
PFM - Agent固有の手順が必要です。固有の手順については「10.3.3(4) ホスト名変更の際に,必要に応じて実施するPFM - Agent固有の手順」を参照してください。
上記以外の場合。
PFM - Agent固有の手順は不要です。
PFM - Agent固有の手順が必要な場合は,表の参照先に示された手順を済ませてから次の手順に進んでください。
-
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PFM - Managerホストでのサービスを起動する。
クラスタソフトからの操作で,PFM - Managerのサービスを起動させてください。
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PFM - Managerホストでサービス情報を削除する。
PFM - Managerホストのホスト名を変更しても,変更前のホスト名が付けられたPerformance Managementプログラムのサービス情報は変更されないため,不要な情報を削除する必要があります。
削除対象のサービス情報の種類と確認方法を次に示します。
変更前のホスト上のサービス情報
次のコマンドで表示される項目すべてが削除対象です。
jpctool service list -id * -host 変更前のホスト名 -lhost 変更後のホスト名
サービスIDに変更前のホスト名を含むサービス情報
次のコマンドで表示される項目のうち,[Service ID]列に変更前のホスト名を含むものが削除対象です。
jpctool service list -id * -lhost 変更後のホスト名
サービス情報は,jpctool service deleteコマンドを使用して削除します。
変更前のホスト上にあるサービス情報は,次に示すコマンドで削除します。
jpctool service delete -id * -host 変更前のホスト名 -lhost 変更後のホスト名
また,サービスIDに変更前のホスト名を含むサービス情報は,次に示すコマンドで削除します。
jpctool service delete -id ???変更前のホスト名 -host 変更後のホスト名 -lhost 変更後のホスト名
なお,コマンド実行時にKAVE05233-Wメッセージが出力され,サービス情報の削除に失敗する場合,次のように指定してコマンドを再実行してください。
jpctool service delete -id * -host 変更前のホスト名 -lhost 変更後のホスト名 -force jpctool service delete -id ???変更前のホスト名 -host 変更後のホスト名 -lhost 変更後のホスト名 -force
- 参考
-
jpctool service listコマンドでは,DB上に残っている,変更前のホスト名を含む古いサービス情報が表示されない場合があります。このようなサービス情報も,DB上から削除する必要があるため,ここで示したjpctool service deleteコマンドは必ず実行してください。
各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
PFM - Managerのサービス情報を反映する。
PFM - Web Consoleにサービス情報の削除を反映するため,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleのサービス情報を同期します。サービス情報を同期するにはjpctool service syncコマンドを使用してください。
jpctool service syncコマンドで同期したサービス情報が反映されるタイミングは,PFM - Web Consoleのバージョンによって異なります。jpctool service syncコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
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必要に応じて,業務グループの構成を変更する。
論理ホスト名を変更したPFM - Managerホストが,業務グループに割り当てられている場合は,業務グループの構成を変更する必要があります。手順の詳細については,「2. ユーザーアカウントと業務グループの管理」を参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストで,接続先PFM - Managerの設定を変更する。
論理ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - AgentまたはPFM - RMホストで,接続先PFM - Managerの設定を変更します。接続先PFM - Managerの設定の変更は,jpcconf mgrhost defineコマンドを使用します。
(PFM - Manager環境の実行系および待機系それぞれのノードの物理ホストでも設定してください。)
例えば,接続先PFM - Managerのホスト名がlhostBに変更された場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf mgrhost define -host lhostB
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf mgrhost defineコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf mgrhost defineコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストでのサービスを起動する。
論理ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - AgentまたはPFM - RMホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスを起動します。サービスの起動にはjpcspm startコマンドを使用してください。
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PFM - Web Consoleホストで,接続先PFM - Managerを変更する。
論理ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - Web Consoleホストで,接続先PFM - Managerの設定を変更します。接続先PFM - Managerの設定を変更するには,初期設定ファイル(config.xml)ファイルを変更します。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップ(Windowsの場合)について説明している章を参照してください。
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PFM - Web Consoleホストでのサービスを起動する。
論理ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - Web ConsoleホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスを起動します。サービスの起動にはjpcwstartコマンドを使用してください。
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ヘルスチェックエージェントの定義を再設定する。
ヘルスチェック機能を使用している場合,ホスト名変更後のヘルスチェックエージェントの定義(手順3で削除した定義)を再設定します。
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PFM - AgentまたはPFM - RMの定義を再設定する。
論理ホスト名を変更したPFM - Managerと同一ホストにインストールしている論理PFM - Agentまたは論理PFM - RMの定義(手順4で削除した定義)を再設定します。
-
アラームの設定を更新する。
次の場合,PFM - Managerホストのjpctool alarmコマンドまたは監視コンソールを使用して,アラームの設定を更新する必要があります。
-
アクションの実行先アクションハンドラにPFM - Managerホストのアクションハンドラを指定している。
アラームを編集して,アクションを実行するアクションハンドラとして「PH1<変更後のPFM - Managerホスト名>」を設定してください。
-
アクションでJP1イベントを発行している。
アクションのJP1イベントの設定を再度行ってください。
アラームの編集方法については,「6. アラームによる稼働監視」を参照してください。
-
-
JP1システムイベントの設定を更新する。
次のどちらかの条件を満たす場合,PFM - Web ConsoleからJP1システムイベントの設定を更新する必要があります。
-
変更前のホスト名を,JP1システムイベントのJP1/Base接続先のイベントサーバ名に指定している。
-
変更前のホスト名を,JP1システムイベントの監視コンソールのホスト名に指定している。
JP1システムイベントの詳細については,「12.2 Performance ManagementがJP1/IMに発行するJP1イベントについて」を参照してください。
-
-
変更前のホスト名を指定して監視を再開する。
手順1で監視を一時停止した場合,変更前のホスト名に関する監視の一時停止の設定情報を削除するため,変更前のホスト名を指定して監視を再開する必要があります。
この場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor resumeコマンドの-forceオプションを使用してください。
-
ホスト名を変更したPFM - Managerホストの監視を再開する。
手順2で監視を一時停止した場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor resumeコマンドまたは監視コンソールを使用して,PFM - Managerホストの監視を再開します。
-
設定変更後に確認を実施する。
論理ホスト名の変更後は,次の確認をしてください。
-
パフォーマンスデータの収集
パフォーマンスデータの収集間隔(Collection Interval)に指定している時間の2倍以上の期間は,稼働させて問題なく収集できるか確認します。
-
jpcrptコマンドの実行
収集したパフォーマンスデータが問題なく出力できるか確認します。
-
レポート定義およびアラーム定義の確認
Webブラウザで作成したレポート定義およびアラームの定義が問題ないか確認します。
-
アクション実行の確認
作成したアラームのアクション実行が問題なく実行できるか確認します。
-
(2) PFM - AgentまたはPFM - RMの論理ホスト名を変更する
(a) PFM - AgentまたはPFM - RMの論理ホスト名を変更する流れ
PFM - AgentまたはPFM - RMの論理ホスト名を変更する場合,次のホストでの作業が必要です。
-
PFM - Managerホスト
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホスト
-
監視コンソール
作業の流れを次の図に示します。
なお,JP1/SLMと連携している場合には作業の前に,「13.4.1 JP1/SLMと連携したあとにホスト名を変更する場合の流れ」を参照してください。
(b) PFM - AgentまたはPFM - RMの論理ホスト名を変更する手順
図中の番号に沿って作業手順を次に示します。
-
ホスト名を変更するPFM - AgentまたはPFM - RMホストの監視を一時停止する。
ホスト名変更の操作中のヘルスチェックイベントを抑止したい場合は,PFM - Managerホストのjpctool monitor suspendコマンドまたは監視コンソールを使用して,ホスト名を変更するPFM - AgentまたはPFM - RMホストの監視を一時停止します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
監視の一時停止の詳細については,「8. 監視の一時停止と再開」を参照してください。
-
変更後のホスト名を指定して監視を一時停止する。
手順1で監視を一時停止させた場合,あわせて変更後のホスト名を指定して監視を一時停止する必要もあります。
この場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor suspendコマンドの-forceオプションを使用してください。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMの情報を削除する。
論理ホスト名を変更するPFM - AgentまたはPFM - RMホストのエージェント定義の削除(エージェント階層の管理フォルダからの削除,アラームテーブルの関連づけの削除)を,PFM - Web Consoleから実施します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
エージェントの定義を変更する手順の詳細については,「3. エージェントの監視」または「6. アラームによる稼働監視」を参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストでのサービスを停止する。
論理ホスト名を変更するPFM - AgentまたはPFM - RMホストのPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止します。クラスタソフトからの操作で,実行系ノードと待機系ノードで起動しているPerformance Managementのプログラムおよびサービスを停止します。停止する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
-
クラスタソフトからPFM - AgentまたはPFM - RMの登録を解除する。
クラスタソフトから,論理ホストのPFM - AgentまたはPFM - RMに関する設定を削除してください。設定を削除する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストの監視ホスト名を変更する。
jpcconf host hostnameコマンドを実行して監視ホスト名を変更します。
論理ホスト名をlhostAからlhostBに変更する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcconf host hostname -lhost lhostA -newhost lhostB -d d:\backup -dbconvert convert
- 注意
-
上記のコマンドを実行後,次の手順でホスト名を変更するまで,Performance Managementのコマンドを実行しないでください。
jpcconf host hostnameコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- メモ
-
jpcconf host hostnameコマンドの-dオプションに指定するディレクトリには,目安として,指定したホストに存在するPFM - AgentおよびPFM - RMのStoreデータベース容量およびインポートディレクトリにあるデータベース容量の合計と同量の空きディスク容量が必要です。ただし,Storeデータベースの格納先ディレクトリおよびインポートディレクトリを変更している場合,変更後のディレクトリのデータベース容量を基に,必要なディスク容量を算出してください。
例えば,環境ディレクトリ上に,PFM - Agent for HiRDB,およびPFM - Agent for Oracleがある場合,環境ディレクトリ上でそれぞれのStoreデータベースの容量およびインポートディレクトリにあるデータベース容量を合計した値の空きディスク容量が必要となります。なお,PFM - ManagerのMaster StoreサービスのStoreデータベースの容量は合計に含める必要はありません。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストの論理ホスト名を変更する。
PFM - AgentまたはPFM - RMホストの論理ホスト名を変更します。
-
必要に応じて,Performance Managementのシステム内で変更後のホスト名で名前解決できるようにhostsファイルおよびjpchostsファイルの設定を変更する。
-
論理ホスト環境定義ファイルをエクスポートする。
- 補足
-
待機系ノードに実行系ノードの設定情報を反映します。まず,実行系ノードの論理ホスト環境定義をファイルにエクスポートします。
jpcconf ha exportコマンドを実行して,論理ホスト環境定義を,任意のファイルにエクスポートします。
例えば,lhostexp.confファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha export -f lhostexp.conf
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha exportコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf ha exportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
論理ホスト環境定義ファイルを待機系ノードにコピーする。
手順9でエクスポートしたファイルを,待機系ノードに反映するために,実行系ノードから待機系ノードにコピーします。
-
論理ホスト環境定義ファイルをインポートする。
- 補足
-
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードにインポートします。
jpcconf ha importコマンドを実行して,論理ホスト環境定義を待機系ノードにインポートします。
例えば,エクスポートファイル名がlhostexp.confの場合,次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha import -f lhostexp.conf
jpcconf ha importコマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,実行系ノードと同じ環境に設定変更します。ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha importコマンドは非対話形式でも実行できます。
jpcconf ha importコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
論理ホスト環境の設定を確認する。
実行系ノードと同じようにjpcconf ha listコマンドを実行して,論理ホストの設定を確認します。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all
jpcconf ha listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
クラスタソフトを設定する。
設定方法については「10.2.2(4) クラスタソフトの設定手順」を参照してください。
-
必要に応じて,PFM - Agent固有の手順を実行する。
PFM - Agent固有の手順の要否について,次の表に示します。
表10‒6 PFM - Agent固有の手順の要否 構成
手順の要否と参照先
監視ホスト名を変更するのが,PFM - Agent 09-00以降の場合。
PFM - Agent固有の手順の要否は,PFM - Agentごとに異なります。PFM - Agent固有の手順については,各PFM - Agentマニュアルの,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
監視ホスト名を変更するのが,PFM - Agent 09-00未満の場合。
次のPFM - Agentの場合。
-
PFM - Agent for Cosminexus
-
PFM - Agent for Domino
-
PFM - Agent for Enterprise Applications
-
PFM - Agent for Microsoft SQL Server
PFM - Agent固有の手順が必要です。固有の手順については「10.3.3(4) ホスト名変更の際に,必要に応じて実施するPFM - Agent固有の手順」を参照してください。
上記以外の場合。
PFM - Agent固有の手順は不要です。
PFM - Agent固有の手順が必要な場合は,表の参照先に示された手順を済ませてから次の手順に進んでください。
-
-
PFM - Managerホストでサービス情報を削除する。
PFM - AgentまたはPFM - RMホストのホスト名を変更しても,変更前のホスト名が付けられたPerformance Managementプログラムのサービス情報は変更されないため,PFM - Managerホストで不要な情報を削除する必要があります。監視二重化の構成の場合,プライマリーとセカンダリーの両方で実施します。
削除対象のサービス情報の種類と確認方法を次に示します。
変更前のホスト上のサービス情報
次のコマンドで表示される項目すべてが削除対象です。
jpctool service list -id * -host 変更前のホスト名
サービスIDに変更前のホスト名を含むサービス情報
次のコマンドで表示される項目のうち,[Service ID]列に変更前のホスト名を含むものが削除対象です。
jpctool service list -id *
サービス情報は,jpctool service deleteコマンドを使用して削除します。
変更前のホスト上にあるサービス情報は,次に示すコマンドで削除します。
jpctool service delete -id * -host 変更前のホスト名
また,サービスIDに変更前のホスト名を含むサービス情報は,次に示すコマンドで削除します。
jpctool service delete -id ???変更前のホスト名 -host 変更後のホスト名
なお,コマンド実行時にKAVE05233-Wメッセージが出力され,サービス情報の削除に失敗する場合,次のように指定してコマンドを再実行してください。
jpctool service delete -id * -host 変更前のホスト名 -force jpctool service delete -id ???変更前のホスト名 -host 変更後のホスト名 -force
- 参考
-
jpctool service listコマンドでは,DB上に残っている,変更前のホスト名を含む古いサービス情報が表示されない場合があります。このようなサービス情報も,DB上から削除する必要があるため,ここで示したjpctool service deleteコマンドは必ず実行してください。
各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
PFM - Managerのサービス情報を反映する。
PFM - Web Consoleにサービス情報の削除を反映するため,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleのサービス情報を同期します。サービス情報を同期するにはjpctool service syncコマンドを使用してください。
監視二重化の構成の場合,プライマリーとセカンダリーの両方で実施します。
jpctool service syncコマンドで同期したサービス情報が反映されるタイミングは,PFM - Web Consoleのバージョンによって異なります。jpctool service syncコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストでのサービスを起動する。
論理ホスト名を変更したPFM - AgentまたはPFM - RMホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスをクラスタソフトから起動します。
-
必要に応じて,業務グループの構成を変更する。
論理ホスト名を変更したPFM - AgentまたはPFM - RMホストが,業務グループに割り当てられている場合は,業務グループの構成を変更する必要があります。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
手順の詳細については,「2. ユーザーアカウントと業務グループの管理」を参照してください。
-
必要に応じて,新論理ホスト名をエージェント階層の管理フォルダへ登録する。
論理ホスト名を変更したPFM - AgentまたはPFM - RMホストを,PFM - Web Consoleのエージェント階層の管理フォルダへ登録してください。管理フォルダへ登録する手順の詳細については,「3. エージェントの監視」を参照してください。
-
必要に応じて,手順3の定義を再設定する。
論理ホスト名を変更したPFM - AgentまたはPFM - RMの定義(手順3で削除した定義)を再設定します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
アラームの設定を更新する。
次の場合,PFM - Managerホストのjpctool alarmコマンドまたは監視コンソールを使用して,アラームの設定を更新する必要があります。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
アクションの実行先アクションハンドラにPFM - AgentまたはPFM - RMホストのアクションハンドラを指定している場合
アラームを編集して,アクションを実行するアクションハンドラとして「PH1<変更後のPFM - AgentまたはPFM - RMホスト名>」を設定してください。
アラーム編集方法の詳細については,「6. アラームによる稼働監視」を参照してください。
-
-
JP1システムイベントの設定を更新する。
次のどちらかの条件を満たす場合,PFM - Web ConsoleからJP1システムイベントの設定を更新する必要があります。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
変更前のホスト名を,JP1システムイベントのJP1/Base接続先のイベントサーバ名に指定している。
-
変更前のホスト名を,JP1システムイベントの監視コンソールのホスト名に指定している。
JP1システムイベントの詳細については,「12.2 Performance ManagementがJP1/IMに発行するJP1イベントについて」を参照してください。
-
-
変更前のホスト名を指定して監視を再開する。
手順1で監視を一時停止した場合,変更前のホスト名に関する監視の一時停止の設定情報を削除するため,変更前のホスト名を指定して監視を再開する必要があります。
この場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor resumeコマンドの-forceオプションを使用してください。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
ホスト名を変更したPFM - AgentまたはPFM - RMホストの監視を再開する。
手順2で監視を一時停止した場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor resumeコマンドまたは監視コンソールを使用して,PFM - AgentまたはPFM - RMホストの監視を再開します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
プライマリーとセカンダリー間で定義情報を一致させる。(監視二重化の場合)
プライマリーから二重化用の定義情報をエクスポートしたあとで,セカンダリーにインポートし,プライマリーとセカンダリー間で定義情報を一致させます。
定義情報を一致させる手順の詳細については,「11.5 定義情報の二重化」を参照してください。
-
設定変更後に確認を実施する。
設定変更後は,次の確認をしてください。
-
パフォーマンスデータの収集
パフォーマンスデータの収集間隔(Collection Interval)に指定している時間の2倍以上の期間は,稼働させて問題なく収集できるか確認します。
-
jpcrptコマンドの実行
収集したパフォーマンスデータが問題なく出力できるか確認します。
-
レポート定義およびアラーム定義の確認
Webブラウザで作成したレポート定義およびアラームの定義が問題ないか確認します。
-
アクション実行の確認
作成したアラームのアクション実行が問題なく実行できるか確認します。
-
(3) PFM - Web Consoleの論理ホスト名を変更する
PFM - Web Consoleの論理ホスト名を変更する手順を次に示します。
なお,JP1/SLMと連携している場合には作業の前に,「13.4.1 JP1/SLMと連携したあとにホスト名を変更する場合の流れ」を参照してください。
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PFM - Web Consoleホストでサービスを停止する。
クラスタソフトからの操作で,実行系ノードと待機系ノードで起動しているPerformance Managementのプログラムおよびサービスを停止します。停止する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
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クラスタソフトからPFM - Web Consoleの登録を解除する。
クラスタソフトから,論理ホストのPFM - Web Consoleに関する設定を削除してください。設定を削除する方法については,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
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初期設定ファイル(config.xml)のPFM - Web Consoleホスト情報を新しい論理ホスト名に変更する。
初期設定ファイル(config.xml)の<vsa> - <vserver-connection>タグ内のownHostパラメーターに,論理ホスト名を設定している場合に必要な手順です。
手順については,「10.2.3(3)(c) PFM - Web Console の論理ホストを設定する」および「10.2.3(3)(h) 設定ファイルの実行系ノードへのコピー」を参照してください。
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統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視をしている場合,各定義ファイルまたは各サービスのプロパティに設定しているホスト名を新しいホスト名に変更する。
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JP1ユーザーイベントを設定している場合
モニター画面呼び出し定義ファイル,および統合機能メニュー定義ファイルのホスト名を新しいホスト名に変更します。詳細については,「12.3.2(4) 連携のための定義ファイルの編集・コピー」を参照してください。
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JP1システムイベントを設定している場合
各サービスで,Monitoring Console Hostプロパティの値を新しいホスト名に変更します。詳細については,「12.3.2(1) JP1イベントの発行を設定する」を参照してください。
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セントラルコンソール上のイベントからPerformance Managementのレポートを表示する設定をしている場合
性能レポート表示定義ファイル(performance.conf)に設定しているPFM - Web Consoleのホスト名を変更します。
なお,統合管理製品(JP1/IM)の詳細については,「12. 統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視」を参照してください。
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ジョブ管理製品(JP1/AJS3)と連携した稼働監視をしている場合,ホスト名を変更する。
JP1/AJS3 - Web Consoleの環境設定ファイル(ajs3web.conf)に設定しているPFM - Web Consoleのホスト名を変更します。
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PFM - Web Consoleホストの論理ホスト名を変更する。
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Webブラウザと監視コンソールサーバ間の暗号化通信を有効にしている場合,証明書を再取得する。
変更後のホスト名で証明書を取得し直す必要があります。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Webブラウザと監視コンソールサーバ間の暗号化通信の設定および変更の流れについて説明している個所を参照してください。
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クラスタソフトを再設定する。
設定手順については,「10.2.3(4) クラスタソフトの設定手順」を参照してください。
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PFM - Web Consoleホストで,サービスを起動する。
クラスタソフトからの操作で,PFM - Web Consoleのサービスを起動させてください。
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統合管理製品(JP1/IM)と連携している場合は,統合管理製品(JP1/IM)を再起動する。
JP1/IMのjco_spmd_reloadコマンドを実施することでも設定を反映できます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」を参照してください。
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ジョブ管理製品(JP1/AJS3)と連携した稼働監視をしている場合は,ジョブ管理製品(JP1/AJS3)のサービスを再起動する。
(4) ホスト名変更の際に,必要に応じて実施するPFM - Agent固有の手順
ここでは,次の操作の際に必要なPFM - Agent固有の手順について,製品ごとに説明します。
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PFM - Managerの論理ホスト名を変更する
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PFM - AgentまたはPFM - RMの論理ホスト名を変更する
具体的に,どのような場合にこの手順が必要になるかについては,「10.3.3(1) PFM - Managerの論理ホスト名を変更する」または「10.3.3(2) PFM - AgentまたはPFM - RMの論理ホスト名を変更する」を参照してください。
(a) PFM - Agent for Cosminexusの場合
作成済みのすべてのインスタンス環境で定義ファイルを編集します。
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定義ファイル
環境ディレクトリ\agtc\agent\インスタンス名\jpcagt.ini
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編集内容
[Agent]セクションのCOSMI_HOSTエントリの値に新しいホスト名を設定します。
(b) PFM - Agent for Dominoの場合
- 注意
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次の手順は,PFM - Agent for Dominoのヘルスチェック機能を使用している場合だけ実行してください。
作成済みのすべてのインスタンス環境で定義ファイルを編集します。
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定義ファイル
環境ディレクトリ\agtl\agent\インスタンス名\jpcagt.ini
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編集内容
[Health Check Options]セクションの次のエントリの値に,新しいホスト名を設定します。
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[[HTTP Port Check]]サブセクションのHostエントリ
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[[SMTP Port Check]]サブセクションのHostエントリ
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[[POP3 Port Check]]サブセクションのHostエントリ
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[[LDAP Port Check]]サブセクションのHostエントリ
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[[NNTP Port Check]]サブセクションのHostエントリ
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(c) PFM - Agent for Enterprise Applicationsの場合
作成済みのすべてのインスタンス環境に対して,jpcconf inst setupコマンドを実行します。例えば,PFM - Agent for Enterprise Applicationsに「o246bciSD500」という名称のインスタンス環境がある場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key agtm -inst o246bciSD500 -lhost jp1-halr3
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。
jpcconf inst setupコマンドの実行時に「ASHOST」に新しいホスト名を指定し,そのほかの項目には値を指定する必要はありません。値を指定しない項目は,既存の設定を引き継ぎます。
(d) PFM - Agent for Microsoft SQL Serverの場合
作成済みのすべてのインスタンス環境に対して,jpcconf inst setupコマンドを実行します。例えば,PFM - Agent for Microsoft SQL Serverに「default」という名称のインスタンス環境がある場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key agtq -inst default -lhost jp1-halSQL
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。
jpcconf inst setupコマンドの実行時に「SQL_HOST」に新しいホスト名を指定し,そのほかの項目には値を指定する必要はありません。値を指定しない項目は,既存の設定を引き継ぎます。