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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


10.3.2 PFM - AgentまたはPFM - RMの削除

システム構成の変更によって,システム全体から監視対象のシステムを撤去する場合などに,PFM - AgentまたはPFM - RMを削除する場合があります。

論理ホスト運用中のPerformance Managementシステムから,PFM - ManagerホストおよびPFM - Web Consoleホストで,それぞれPFM - AgentまたはPFM - RMを削除します。

注意

削除対象となるPFM - Agent またはPFM - RMのプログラムおよびサービスはすべて停止してください。

〈この項の構成〉

(1) PFM - ManagerからPFM - AgentまたはPFM - RMを削除する

  1. アラームテーブルをアンバインドする。

    削除対象のPFM - AgentまたはPFM - RMにバインドされているアラームテーブルがある場合,PFM - Web Consoleでの操作またはjpctool alarm unbindコマンドを使用して,バインドされているアラームテーブルをアンバインドします。PFM - Web Consoleでアラームテーブルのバインドを解除する方法については,「6.6.1(2)(b) 監視エージェントに関連づけたアラームテーブルを解除する」を参照してください。また,jpctool alarm unbindコマンドでアラームテーブルのバインドを解除する方法については,「6.8.2 監視エージェントに関連づけたアラームテーブルを解除する」を参照してください。

  2. エージェント情報を削除する。

    PFM - Managerが管理しているエージェント情報を削除します。

    次のようにコマンドを実行します。

    jpctool service delete -id xxxx -host ホスト名 -lhost 論理ホスト名

    xxxx」は,各PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスIDを示します。

    例えば,ホスト名がjp1のホストで,論理ホスト名がjp1-ha1の論理ホスト環境のPFM - Agent for Oracleのエージェント情報を削除する場合,次のようにコマンドを実行します。

    jpctool service delete -id O* -host jp1 -lhost jp1-ha1

    jpctool service deleteコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  3. PFM - AgentまたはPFM - RMのアンセットアップとアンインストールを実施する。

    PFM - AgentまたはPFM - RMのアンセットアップとアンインストールを実施します。PFM - AgentまたはPFM - RMのアンセットアップとアンインストールの方法については,各PFM - AgentまたはPFM - RMマニュアルの,クラスタシステムでの運用について説明している章を参照してください。

  4. PFM - Managerのエージェント情報を反映する。

    PFM - Web Consoleにエージェント情報の削除を反映するため,PFM - ManagerPFM - Web Consoleのエージェント情報を同期します。エージェント情報を同期するにはjpctool service syncコマンドを使用してください。

    jpctool service syncコマンドで同期したエージェント情報が反映されるタイミングは,PFM - Web Consoleのバージョンによって異なります。jpctool service syncコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。

注意 PFM - RMのリモートエージェントをアンセットアップした場合の注意事項

PFM - RMのリモートエージェントをアンセットアップした場合(jpcconf target unsetupコマンド実行後)は,自動的にサービス情報が削除されるため,jpctool service deleteコマンドの実行は不要です。

ただし,アンセットアップ後にPFM - Web Consoleに情報を反映するためには,jpctool service syncコマンドの実行が必要です。

サービス情報は,次のタイミングで削除されます。

  • PFM - Managerおよび削除対象のPFM - RMのサービスが起動しているとき

    jpcconf target unsetupコマンドを実行すると,PFM - RMからPFM - Managerにサービス情報の削除要求が行われ,PFM - Managerでサービス情報が削除されます。

  • PFM - Managerまたは削除対象のPFM - RMのサービスが停止しているとき

    jpcconf target unsetupコマンドを実行後に,PFM - RMのサービスが起動してPFM - Managerに接続されたタイミングで,PFM - Managerでサービス情報が削除されます。

(2) PFM - Web ConsoleからPFM - AgentまたはPFM - RMを削除する

  1. 実行系ノードでPFM - Web Consoleを再表示する。

    削除したPFM - AgentまたはPFM - RMの情報をPFM - Web Consoleに反映させます。

    jpctool service syncコマンドを実行したあとに,実行系ノードでPFM - Web Consoleを再表示してください。

  2. エージェント階層からエージェントを削除する。

    必要に応じて,エージェント階層の「User Agents」で表示されるツリーから,不要になったエージェントを削除します。

    エージェント階層からのエージェントの削除については,「3.2 Webブラウザでのエージェント階層の作成・編集」または「3.3 コマンドでのエージェント階層の作成・編集」を参照してください。

  3. アラームの定義情報およびレポートの定義情報を削除する。

    必要に応じて,不要になったアラームの定義情報およびレポートの定義情報を削除します。

    アラームの定義情報の削除については,「6.4.9(2) アラームを削除する」または「6.7.6 アラームを削除する」を参照してください。レポートの定義情報の削除については,「5.3.12(2) レポートを削除する」または「5.5.2 不要になったレポートを削除する」を参照してください。