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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


6.8.2 監視エージェントに関連づけたアラームテーブルを解除する

アラームテーブルのバインドを解除するには,jpctool alarm unbindコマンドを使用します。

〈この項の構成〉

(1) アラームテーブル複数バインド機能を有効にしている場合

アラームテーブル複数バインド機能を有効にしている場合に,アラームテーブルのバインドを解除する手順を次に示します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。

  2. jpctool alarm listコマンドを実行して,アラームテーブルがバインドされているかどうかを確認する。

    次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm list -id UA1host01

    出力結果は次のようになります。この例では,エージェントUA1host01に監視テンプレートPFM UNIX Solution Alarms 7.00およびUNIX Alarm CPUがバインドされていることが確認できます。

    Service ID:UA1host01
    Bound Alarm Table Name:
      UNIX Alarm CPU
      PFM UNIX Solution Alarms 7.00

    jpctool alarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  3. jpctool alarm unbindコマンドを実行する。

    例えば,エージェントUA1host01にバインドしているすべてのアラームテーブルを解除する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm unbind -key UNIX -all -id UA1host01

    jpctool alarm unbindコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  4. jpctool alarm listコマンドを実行して,アラームテーブルのバインドが解除されているかどうかを確認する。

    手順2と同様に,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm list -id UA1host01

    出力結果は次のようになります。この例では,エージェントUA1host01にアラームテーブルがバインドされていないことが確認できます。

    Service ID:UA1host01
    Bound Alarm Table Name:

    jpctool alarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

(2) アラームテーブル複数バインド機能を無効にしている場合

アラームテーブル複数バインド機能を無効にしている場合に,アラームテーブルのバインドを解除する手順を次に示します。

  1. PFM - Managerがインストールされているホストにログインする。

  2. jpctool alarm listコマンドを実行して,バインドを解除するアラームテーブル名を確認する。

    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)で定義されているアラームテーブル名を確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm list -key UNIX

    出力結果は次のようになります。この例では,監視テンプレートだけが定義されていることが確認できます。

    Product ID:U
    Alarm Table Name:
      PFM UNIX Solution Alarms 6.70
      PFM UNIX Solution Alarms 7.00

    jpctool alarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  3. jpctool alarm listコマンドを実行して,バインドを解除するアラームテーブルがどのエージェントにバインドされているかを確認する。

    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)の監視テンプレートPFM UNIX Solution Alarms 7.00がどのエージェントにバインドされているかを確認する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm list -key UNIX -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00"

    出力結果は次のようになります。この例では,監視テンプレートPFM UNIX Solution Alarms 7.00がホスト「host01」,ホスト「hostA」,およびホスト「hostB」にバインドされていることが確認できます。

    Product ID:U
    DataModelVersion:3.0
    Alarm Table Name:PFM UNIX Solution Alarms 7.00
    Alarm Name: 
      Disk Service Time   [active]
      I/O Wait Time       [active]
      Kernel CPU          [active]
      Pagescans           [active]
      Run Queue           [active]
      Swap Outs           [active]
      User CPU            [active]
     
    The Bound Agent:
      UA1host01
      UA1hostA
      UA1hostB

    jpctool alarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  4. jpctool alarm unbindコマンドを実行する。

    例えば,PFM - Agent for Platform(UNIX)の監視テンプレートPFM UNIX Solution Alarms 7.00に対して,ホスト名が「host」で始まるすべてのホストのバインドを解除する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm unbind -key UNIX -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00" -id "UA1host*"

    jpctool alarm unbindコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

  5. jpctool alarm listコマンドを実行して,アラームテーブルのバインドが解除されているかどうかを確認する。

    手順3と同様に,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpctool alarm list -key UNIX -table "PFM UNIX Solution Alarms 7.00"

    出力結果は次のようになります。この例では,監視テンプレートPFM UNIX Solution Alarms 7.00がどのホストにもバインドされていないことが確認できます。

    Product ID:U
    DataModelVersion:3.0
    Alarm Table Name:PFM UNIX Solution Alarms 7.00
    Alarm Name: 
      Disk Service Time   [active]
      I/O Wait Time       [active]
      Kernel CPU          [active]
      Pagescans           [active]
      Run Queue           [active]
      Swap Outs           [active]
      User CPU            [active]
     
    The Bound Agent:

    jpctool alarm listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。