6.3.2 コマンドを実行するホストの設定
PFM - AgentまたはPFM - RMでアラームイベントが発生したときにコマンドを自動実行する場合,PFM - Web Consoleの[サービス階層]画面の[サービスのプロパティ]画面で,コマンドを実行するホストにあるAction Handlerのプロパティを次のように設定しておく必要があります。
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[Capabilities]の[Script]:Yes
コマンド実行時に使用されるAction Handlerは,[新規アラーム > アクション定義]画面の[コマンド]フィールドの[アクションハンドラ]で選択したAction Handlerです。デフォルトでは,このアラームテーブルがバインドされるエージェントと同一ホスト上にあるAction Handler([コマンド]タブ上では「LOCAL」と表示されます)が使用されます。
なお,アラームごとの設定については,「6.4.5(2) 任意のコマンドを実行する」を参照してください。
アラームテーブルがバインドされる監視エージェントと同一ホスト上にあるAction Handlerによってコマンドが実行されることをローカルアクションと呼びます。一方,アラームテーブルがバインドされる監視エージェントと異なるホスト上にあるAction Handlerによってコマンドが実行されることをリモートアクションと呼びます。
ローカルアクションとリモートアクションの概要について次の図に示します。
図6‒2 ローカルアクションとリモートアクションの概要
図中の番号に従って処理の流れを説明します。
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Agent CollectorまたはRemote Monitor Collectorサービスがアラームステータスの変更を検知すると,Agent StoreまたはRemote Monitor Storeサービス経由でCorrelatorサービスへアラームイベントを発行します。
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Master Storeサービスにアラームイベントの情報が蓄積されます。
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Action Handlerサービスがアラームイベントを受信します。
アラームイベントを受信したあと,Action Handlerサービスは指定したコマンドを実行します。
ローカルアクションの場合は,監視エージェントと同一ホスト上にあるAction Handlerサービスによってコマンドが実行されます。
リモートアクションの場合は,監視エージェントと異なるホスト(監視マネージャーまたは他ホストの監視エージェント)上にあるAction Handlerサービスによってコマンドが実行されます。