2.4.3 アラームに関連づけられているレポートを表示する
各監視エージェントの[アラームの状態の表示]画面から,そのアラームに関連づけられているレポートを表示できます。アラームの状態が「警告」または「異常」だった場合は,該当するアラームに関連づけられているレポートを表示して,原因の調査に役立てます。
前提条件
表示できるのは,事前にアラームに関連づけられているレポートです。なお,アラームテンプレートの場合は,すでに関連づけが設定されています。
操作手順
-
対象となる監視エージェントを選択して,[アラームの状態の表示]をクリックする。
監視エージェントにバインドされているアラームテーブルが表示されて,アラームの状態を確認できます。
-
「警告」または「異常」となっているアラームの左側にあるアイコン(
)をクリックする。
アラームに関連づけられているレポートが表示されます。
アラーム「Available Mbytes」の場合は,「System Overview」レポートが表示されます。
- メモ
-
アラームの定義内容によって,表示されるレポートの形式は異なります。レポートの表示形式には表,一覧,およびグラフがあります。また,グラフには次の8種類があります。
-
集合縦棒グラフ
-
積み上げ縦棒グラフ
-
集合横棒グラフ
-
積み上げ横棒グラフ
-
円グラフ
-
折れ線グラフ
-
面グラフ
-
積み上げ面グラフ
-
-
表示されたレポートを分析して,問題の原因を調査する。
レポートの分析例
例えば,「System Overview」レポートから物理メモリーの未使用サイズが減少している原因を調査したい場合,物理メモリーに関係しそうな表示項目を見ていきます。ここでは,「Page Faults/sec」に着目します。この値は,1秒につきページフォルトが発生した数の割合を示します。
次の図では,現在ページフォルトが多い状態であることが読みとれます。このことが,物理メモリー領域が圧迫されていることに関係していると推測できます。
次の作業
問題の原因を特定できなかった場合は,ドリルダウンレポートを表示してさらに調査します。
関連項目