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JP1 Version 12 JP1/Service Support 操作ガイド


5.1.3 状況確認

状況確認では,次の2種類の視点で案件の状況を確認できます。

システム視点およびプロセス視点の画面を次の図に示します。

図5‒2 メイン画面(案件状況)の状況確認

[図データ]

状況確認で表示される項目について説明します。

表5‒2 状況確認の表示項目

項目

説明

システム

登録されているプロセスワークボードに対し,案件参照権限を持つ対象システムが表示される。

種別

案件数の種別が表示される。種別は次の3種類がある。

  • 件数

    現在の案件数が表示される。アンカーをクリックすると,対象の案件が対象案件一覧に表示される。

  • 前週比

    今日と7日前との案件数の差分が表示される。

  • 前月比

    今日と30日前との案件数の差分が表示される。

プロセス

プロセスの表示名が表示される。次の条件に当てはまる場合に,プロセス視点でプロセス名をクリックすると,[プロセスワークボード参照]画面が表示され,対象のプロセスワークボードの詳細情報が確認できる。

  • メニューで特定の対象システムを指定している。

  • 該当するプロセスのプロセスワークボードに対し,案件参照権限を持っている。

案件の集計単位

案件の集計単位が表示される。システム視点では次の3種類がある。

  • 未完了

    ステータスが,クローズ以外の案件数が表示される。

  • 長期化

    長期化した案件数が表示される。ステータスがクローズ以外の完了日時が設定されていない案件で,かつ案件の登録日と現在時刻の差が一定の日数を超えると,長期化案件としてカウントする。長期化案件と判断する日数のデフォルト値はプロセスによって異なる。各プロセスのデフォルト値は,インシデント管理は3日,問題管理は7日,変更管理およびリリース管理は20日である。

  • 最優先

    優先度が大至急で,かつステータスがクローズ以外の案件数が表示される。

プロセス視点では,システム視点で表示される3種類に加え,次の3種類がある。

  • 未処理

    ステータスが受付の案件数が表示される。

  • 審議中

    ステータスが審議中の案件数が表示される。

  • 当日期限

    作業期限が当日で,かつステータスがクローズ以外の案件数が表示される。なお,前月比および前週比は「−」で表示される。

注※

ここで説明しているステータスおよびプロセスは,デフォルトの名称です。ステータスおよびプロセスのカスタマイズによって名称が異なる場合があります。

案件数が一定の数を超えると,該当のセルが赤く警告表示されます。また,メニューで「プロセス視点」を選択して,参照できる全対象システムの案件数を表示している場合は,案件数が一定の数を超えた対象システムが一つでもあると,赤く警告表示されます。警告表示される案件数のデフォルト値は,案件の集計単位によって異なります。デフォルト値は,未完了は30件,長期化,最優先,未処理,審議中および当日期限は10件です。

前週比および前月比では,案件数の増減を示す増減アイコンが表示されます。増減アイコンには次の3種類があります。

状況確認で表示される右クリックメニューを次に示します。

表5‒3 状況確認の右クリックメニュー

項目

右クリック

メニュー

説明

プロセス視点でのプロセス名

プロセスワークボード参照

メニューで特定の対象システムを指定し,かつ該当するプロセスのプロセスワークボードに対し,案件参照権限を持っている場合,[プロセスワークボード参照]画面が表示され,プロセスワークボードの詳細情報を確認できる。