4.6.3 案件を引き戻す
ステータスを遷移させた案件に対して遷移させたステータスにアクセス権がなくても,案件のステータスと担当者を遷移前の状態に戻すことができます。案件を引き戻すには,プロセスワークボードに対してあらかじめ設定が必要です。案件を引き戻すために必要な設定については,「3.5.1 プロセスワークボードの追加」の案件の引き戻し機能の設定の説明を参照してください。
この操作ができるのは,次のユーザーです。
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対象となる案件が現在のステータスに遷移する前に担当者に設定されていたユーザーまたはロールのメンバー※
- 注※
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対象となるプロセスワークボードに対して案件ごとに参照権限を設定している場合,案件ごとの参照権限所有者として登録されている案件だけを操作できます。
- 注意事項
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ステータスが遷移していない案件を引き戻すことはできません。
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対象の案件が現在のステータスに遷移したあとに,編集やエスカレーションされていた場合,この案件を引き戻すことはできません。
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保存案件は引き戻しできません。
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対象の案件の現在のステータスが,案件の引き戻しまたは差し戻しによって遷移されている場合,その案件は引き戻せません。
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- 〈この項の構成〉
(1) 案件を引き戻す手順
案件を引き戻す手順を次に示します。
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メイン画面(案件一覧)の案件一覧から,引き戻したい案件を選択する。
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メイン画面(案件一覧)のメニューから[アクション]−[案件の参照]を選択する。
[案件参照]画面が表示されます。引き戻したい案件の内容を確認してください。
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[案件参照]画面のメニューから[アクション]−[案件の引き戻し]を選択する。
案件の引き戻しの実行を確認するダイアログボックスが表示されます。
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[OK]ボタンをクリックする。
案件が引き戻されます。
- メモ
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案件の引き戻しは,次に示す方法でも実行できます。
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メイン画面(案件一覧)の案件一覧で,引き戻したい案件を選択した状態で,メニューから[アクション]−[案件の引き戻し]を選択する。
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メイン画面(案件一覧)の案件一覧のタイトルを右クリックして[案件の引き戻し]を選択する。
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メイン画面(案件一覧)の案件プレビューに表示された案件の引き戻しアイコン()をクリックする。
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(2) 案件を引き戻した場合に変更される項目
案件を引き戻した場合に変更される案件の項目を,次の表に示します。
項番 |
案件の項目 |
説明 |
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1 |
ステータス |
引き戻し先のステータスに変更される。 詳細については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の案件の差し戻しの説明を参照のこと。 |
2 |
担当者 |
引き戻し先のステータスに設定されていた担当者に変更される。 詳細については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の案件の差し戻しの説明を参照のこと。 |