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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


jsscreatesysandpwb(マスターシステム・一時受付プロセスワークボード作成)

〈このページの構成〉

機能

メールによる案件登録に必要な,マスターシステムと一時受付プロセスワークボードを作成します。

形式

jsscreatesysandpwb {-s | -p} - id ID

実行権限

Administrators権限

格納先フォルダ

JP1/SSパス\bin\

引数

-s

マスターシステムを作成するときに指定します。すでにマスターシステムが登録されている場合に-sオプションを指定すると,エラーになります。

マスターシステムを作成すると,次の項目が設定されます。

項目

設定される値

システムID

コマンドの-idオプションの引数で指定された文字列

システム名

マスターシステム

コメント

メールによる案件機能のためのマスターシステム

状態

「使用中」

-p

一時受付プロセスワークボードを作成するときに指定します。一時受付プロセスワークボードを作成するには,マスターシステムが必要です。一時受付プロセスワークボードが使用するフォームは,インシデント管理プロセスに設定されたフォームになります。すでに一時受付プロセスワークボードが登録されている場合に-pオプションを指定すると,エラーになります。

一時受付プロセスワークボードを作成すると,次の項目が設定されます。

項目

設定される値

プロセスワークボードID

コマンドの-idオプションの引数で指定された文字列

システム名

マスターシステム

プロセス

インシデント管理プロセスの表示名

状態

「運用中」

プロセスワークボード管理者

JP1管理者

メールから登録された案件の担当者

JP1管理者

コメント

メールによる案件機能のための一時受付プロセスワークボード

案件集計に関する設定

プロパティファイルの設定

案件自動入力に関する設定

プロパティファイルの設定

使用するフォーム

インシデントプロセスの標準フォーム

JP1イベント発行に関する設定

JP1イベントは発行しない設定

期限前通知に関する設定

期限前通知は行わない設定

-id ID

IDを指定します。IDとして指定できる文字列は,1バイト以上64バイト以下の半角英数字です。-sオプションを指定している場合は,システムIDとなります。-pオプションを指定している場合は,プロセスワークボードIDとなります。

すでに登録されているシステムID,またはプロセスワークボードIDを指定すると,エラーになります。

戻り値

戻り値

意味

0

コマンドの実行に成功

1

システムIDが重複しているため,マスターシステムの作成に失敗

2

プロセスワークボードIDが重複しているため,一時受付プロセスワークボードの作成に失敗

3

すでにマスターシステムが存在するため,マスターシステムの作成に失敗

4

すでに一時受付プロセスワークボードが存在するため,一時受付プロセスワークボードの作成に失敗

5

不正なシステムIDが設定されているため,マスターシステムの作成に失敗

6

不正なプロセスワークボードIDが設定されているため,一時受付プロセスワークボードの作成に失敗

7

マスターシステムが存在しないため,一時受付プロセスワークボードの作成に失敗

8

マスターシステムの状態が「削除待ち」のため,一時受付プロセスワークボードの作成に失敗

9

すでにコマンドが起動中のため,コマンドの実行に失敗

10

そのほかの要因で,コマンドの実行に失敗

11

「マスターシステム」と同じ名前のシステムがすでに存在しているため作成に失敗

実行時の前提条件

注意事項