jssuserlist（ユーザー一覧出力）
機能
JP1/Service Supportに登録されているユーザーの一覧をCSVファイルで出力します。コマンドの実行中に処理を中止すると，中止する直前までのユーザー一覧を出力します。
形式
jssuserlist -o ユーザー一覧ファイル名
[-format {import | edit}]
[-f]
実行権限
Administrators権限
格納先フォルダ
JP1/SSパス\bin\
引数
-o ユーザー一覧ファイル名
出力するユーザー一覧のCSVファイルのファイル名を255バイト以内で指定します。ユーザー一覧ファイル名が全角文字を含む場合，全角文字は2バイトに換算されます。また，ファイル名は絶対パス，または相対パスで指定できますが，相対パスで指定した場合も，絶対パスに変換したあとの文字列が255バイト以下になるように指定してください。なお，ファイル名に「-」で始まる文字列は指定できません。
-format {import | edit}
出力するユーザー一覧のCSVファイルのフォーマットを指定します。
importを指定した場合，jssuserimport（ユーザー情報インポート）コマンドでそのまま使用できるフォーマットで出力します。
editを指定した場合は，jssuseredit（ユーザー情報編集）コマンドでそのまま使用できるフォーマットで出力します。
このオプションを省略すると，importが指定されたものとして動作します。
-f
ファイルを上書きする場合に指定します。
戻り値
|
戻り値 |
意味 |
|---|---|
|
0 |
正常終了 |
|
1 |
異常終了 |
ユーザー一覧ファイルの内容
- -formatの指定がない，または-formatでimportを指定した場合の出力ファイルの形式
-
-formatの指定がない，または-formatでimportを指定した場合の出力ファイルは，jssuserimport（ユーザー情報インポート）コマンドの入力ファイルとしてそのまま使用できます。
ユーザー一覧ファイルには次のような形式でデータが出力されます。
![[図データ]](GRAPHICS/ZU110500.GIF)
なお，CSVファイルに出力されるボディ部の1行目には，属性名が出力されます。
出力される内容について説明します。
- ヘッダー部
-
出力順
項目の内容
出力する値
1
製品名
JP1/Service Support
2
出力されるファイルのバージョン
出力されるファイルのバージョンを6けたの文字列で表す
3
ユーザー一覧ファイルの文字コード
出力されるファイルの文字コード
4
出力データの種別
USERLIST
5
出力したユーザー数
Total Count of Users : 件数
（出力例）Total Count of Users : 2
- ボディ部
-
出力順
項目の内容
1
ユーザーID
2
名前
3
英語名
4
所属組織
5
役職
6
役職順位
7
メールアドレス
8
電話番号
9
電話番号2
10
コメント
- -formatでeditを指定した場合の出力ファイルの形式
-
-formatでeditを指定した場合の出力ファイルは，jssuseredit（ユーザー情報編集）コマンドの入力ファイルとしてそのまま使用できます。
ユーザー一覧ファイルには次のような形式でデータが出力されます。
![[図データ]](GRAPHICS/ZU110510.GIF)
なお，CSVファイルに出力されるボディ部の1行目には，属性名が出力されます。
出力される内容について説明します。
- ヘッダー部
-
ヘッダー部については，「-formatの指定がない，または-formatでimportを指定した場合」と同じ内容が出力されます。
- ボディ部
-
出力順
項目の内容
1
編集対象ユーザーID
2
ユーザーID
3
名前
4
英語名
5
所属組織
6
役職
7
役職順位
8
メールアドレス
9
電話番号
10
電話番号2
11
コメント
実行時の前提条件
-
コマンド実行時のサービスの状態については，「12. コマンド」の「コマンド実行時のサービスの状態」を参照してください。
-
jssuserlistコマンドは，二つ以上同時に実行できません。
注意事項
-
jssuserlistコマンドの実行中に［Ctrl］+［C］キーなどでコマンドの実行を打ち切った場合，ユーザー一覧の出力に失敗するおそれがあります。このため，コマンドの実行中に［Ctrl］+［C］キーなどで実行を打ち切らないでください。もし実行を打ち切った場合は，しばらく時間を置いてからコマンドを再実行してください。
-
出力される情報に，UTF-8にはマッピングされていて，Shift-JISにはマッピングされていない文字を含む場合，出力されるCSVファイルの該当文字は「?」に変換されます。
使用例
ユーザー情報インポートコマンドの入力ファイルとして使用できる形式のユーザー一覧をCSV（c:\user\user01.csv）に出力する場合の実行例を次に示します。
jssuserlist -o c:\user\user01.csv