5.4.1 案件フォームのカスタマイズの利用
JP1/Service Supportでは,JP1/Service Supportで定義している各プロセスに合わせて,次に示す案件フォームを用意しています。
-
インシデント管理用の案件フォーム
-
問題管理用の案件フォーム
-
変更管理用の案件フォーム
-
リリース管理用の案件フォーム
これらの案件フォームで設定されている各プロセスの案件の項目は,ユーザーの運用に合わせて次のようなカスタマイズができます。
-
項目の追加
-
項目の変更
-
必須項目の設定
運用に合わせてカスタマイズを検討してください。詳細については,「9.9 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。
- 案件検索用の案件フォームのカスタマイズ
-
JP1/Service Supportには,各プロセス用の案件フォームのほか,案件検索用の案件フォームがあります。これは,プロセスワークボード一覧から最上位の[プロセスワークボード]を選択した際の[案件共通項目検索条件指定]画面,または対象システムを選択した際の[案件検索条件指定]画面に表示される項目を決めるためのフォームです。次の場合にカスタマイズを検討してください。
-
各プロセス用の案件フォームをカスタマイズした場合
カスタマイズ内容に合わせて案件検索用の案件フォームをカスタマイズします。
-
検索条件に指定できる項目を減らしたい場合
検索条件として使用しないと考えられる,重要性の低い項目を表示項目から削除する目的でカスタマイズします。
案件検索用の案件フォームについては,「13. 定義ファイル」の「案件検索用の案件フォーム定義ファイル(任意)」を参照してください。
-
- 注意事項
-
-
選択肢コードは各プロセス間で統一してください。統一していない場合,エスカレーション時に意図しない選択肢コードに変換されたり,引き継がれなかったりします。
例えば,インシデント管理プロセスで「案件種別」に「<option value="4">情報</option>」を追加定義し,問題管理プロセスで「<option value="4">参考情報</option>」を追加定義していた場合,インシデント管理プロセスから問題管理プロセスへの引き継ぎで「情報」は「参考情報」に変換されます。また,ほかのプロセスで追加定義していなかった場合,「情報」は引き継がれません。
-
誤って作成した,または不要になった案件フォームは,手動で削除してください。案件フォームの削除手順については,「9.9 案件フォームのカスタマイズ」を参照してください。
-