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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド


3.1.2 UNIXの場合

UNIXの場合は,OSの機能によってJP1/IM - Managerを起動します(自動起動スクリプトが設定されている場合)。

IMデータベースを使用しているときは,システム起動時に自動起動スクリプトが実行されて,JP1/Base,JP1/IM - Manager,IMデータベースが順に起動します。なお,自動起動スクリプトの設定の有効・無効に関係なく,システム起動時にpdprcdプロセスが起動されます。

IMデータベースを使用していないときは,システムを起動すると,自動起動スクリプトが実行されて,JP1/Base,JP1/IM - Managerが順に起動します。

自動起動スクリプトの設定については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「2.17.2 自動起動および自動終了の設定(UNIXの場合)」を参照してください。また,自動起動スクリプトの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jco_start(UNIX限定)」(1. コマンド)を参照してください。

自動起動スクリプトを設定しないでJP1/IM - Managerを起動する場合は,/etc/opt/jp1cons/jco_start.modelスクリプト,またはこのスクリプトをコピーしたファイルを実行して起動してください。

なお,JP1/IM - Managerを起動する場合は,先に監視で必要なJP1/Baseのサービスをすべて起動してください。また,IMデータベースを使用するときは,JP1/IM - Managerの起動時にIMデータベースを起動してください。JP1/Baseのサービスを再起動する場合は,必ずJP1/IM - Managerを停止した状態にしてください。停止しなかった場合は,イベントが表示されないなどの現象が発生します。

JP1/Baseのサービスの起動については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の起動と終了の章を参照してください。

重要

統合監視DBを使用する場合は統合監視DBのセットアップ,IM構成管理を使用する場合はIM構成管理DBのセットアップ,セントラルスコープを使用する場合は監視オブジェクトDBのセットアップをそれぞれ実施してから,JP1/IM - Managerを起動してください。

〈この項の構成〉

(1) Linux環境でJP1/IM - Managerの自動起動および自動終了を設定している場合の注意事項

自動起動・自動停止を有効にしたあと,JP1/IM - Managerを手動で起動する場合は次のコマンドを実行してください。

JP1/IM - Managerのプロセス群の起動状態はjco_spmd_statusコマンドで確認できます。IMデータベースを使用している場合,IMデータベースの稼働状態はjimdbstatusコマンドで確認できます。

JP1/IM - Managerの自動起動・自動停止が有効の場合,systemctlコマンド以外の,jco_start/jco_start.clusterコマンド,jco_stop/jco_stop.clusterコマンドで起動したり停止したりすると,JP1/IM - Managerの自動停止が行われません(システムの停止時に停止スクリプトは起動されませんが自動起動・自動停止の設定は有効なままです)。

システム停止時にJP1/IM - Managerを自動停止させる場合は,再度,systemctlコマンドによる起動操作を行ってください。JP1/IM - Managerが自動停止するかどうかは,次のコマンドを実行して,「active」が表示されることを確認してください。

物理ホストの場合

systemctl is-active jp1_cons.service

論理ホストの場合

systemctl is-active jp1_cons_論理ホスト名.service