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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド


3.1.1 Windowsの場合

JP1/IM - Managerを起動するホストのOSがWindowsであり,かつ物理ホストである場合の起動方法を説明します。

起動方法はIMデータベースを使用するかどうかによって異なります。

IMデータベースを使用する場合の起動方法を次に示します。

  1. IMデータベースを起動する。

    JP1/IM2 - Manager DB Serverサービスを起動します。

  2. JP1/IM - Managerを起動する。

    JP1/IM2 - Managerサービスを起動します。

IMデータベースを使用しない場合の起動方法を次に示します。

  1. JP1/IM - Managerを起動する。

    JP1/IM2 -Managerサービスを起動します。

IMデータベースおよびJP1/IM - Managerを起動するには,JP1/Baseの起動管理機能を使用する方法と,起動管理機能を使わない方法があります。

起動管理機能は,あらかじめ設定した順序に従って,サービスを起動する機能です。起動管理機能が設定してあると,Windowsの起動時に,まず,JP1/Base Control Serviceが起動し,そのあとJP1/Base,JP1/IM - Managerなどの各サービスを順に起動します。

システムの起動時に自動で各サービスを起動したい場合は,JP1/Baseの起動管理機能を使用してサービスの起動順序を制御してください。

なお,起動管理機能を使用してサービスを起動するには,Windowsの[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]を選択し,「サービス」ダイアログボックスでJP1/IM2 -Manager DB ServerサービスおよびJP1/IM2 -Managerサービスの起動方法を「手動」にしておく必要があります。起動管理機能の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のサービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)の章を参照してください。

IMデータベースの起動

IMデータベースは,デフォルトでは,JP1/Baseの起動管理機能で起動しないように設定されています。

起動管理機能を使わないで起動する場合は,[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]から,JP1/IM2 -Manager DB Serverサービスを起動してください。

起動管理機能を使って起動する場合は,JP1/Baseの起動順序定義ファイルで,次の行から「#」を削除してください。また,StopCommand<JP1/IM - Manager Path>の部分をManagerパスに置き換えてください。

#[Jp1IM-Manager DB]

#Name=JP1/IM-Manager DB Server

#ServiceName= HiRDBEmbeddedEdition_JM0

#StopCommand=Managerパス\bin\imdb\jimdbstop.exe

起動管理機能の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のサービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)の章を参照してください。

JP1/IM - Managerの起動

JP1/IM - Managerは,デフォルトでは,JP1/Baseの起動管理機能で起動するように設定されています。

起動管理機能を使わないで起動する場合は,[コントロールパネル]−[管理ツール]−[サービス]から,JP1/IM2 -Manager DB ServerサービスおよびJP1/IM2 -Managerサービスを起動してください。

重要
  • JP1/Power Monitorを使用してJP1/IM - Managerを起動するホストの起動・停止をする場合は,JP1/Baseの起動順序定義ファイルのStopCommandパラメーターに,「net stop IMデータベースサービス名」を実行するバッチファイルなどのコマンドを指定してください。

  • 統合監視DBを使用する場合は統合監視DBのセットアップ,IM構成管理を使用する場合はIM構成管理DBのセットアップ,セントラルスコープを使用する場合は監視オブジェクトDBのセットアップをそれぞれ実施してから,JP1/IM - Managerを起動してください。