8.7.3 クラスタ環境でのIMデータベースの更新(UNIXの場合)
クラスタ環境でJP1/IM - ManagerをバージョンアップまたはJP1/IM - Managerの修正版を適用した場合にIMデータベースを使用しているときは,クラスタ環境のIMデータベースの更新処理が必要になります。次に示す手順に従い,IMデータベースを更新してください。
ここでは,論理ホストのJP1/IM - Managerが動作しているホストを実行系ホストとし,動作していないホストを待機系ホストとします。
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待機系ホストでjimdbupdateコマンドを実行する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名
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次のメッセージが出力された場合は,手順3以降を実行してください。
KNAN11201-I IMデータベースサービスは最新の状態です
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次のメッセージが出力された場合は,手順2以降の手順を実行してください。
KNAN11202-I IMデータベースサービスの上書きインストールが必要です
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待機系ホストでjimdbupdateコマンドを実行し,IMデータベースを更新する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名 -i
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実行系ホストで論理ホストのJP1/IM - Managerを停止する。
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実行系ホストでjimdbupdateコマンドを実行する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名
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次のメッセージが出力された場合は,手順7を実行してください。
KNAN11201-I IMデータベースサービスは最新の状態です
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次のメッセージが出力された場合は,手順5以降を実行してください。
KNAN11202-I IMデータベースサービスの上書きインストールが必要です
KNAN11207-I IMデータベースサービスのテーブルスキーマの更新が必要です
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実行系ホストでjimdbbackupコマンドを実行し,IMデータベースをバックアップする。
jimdbbackup -h 論理ホスト名 -o バックアップファイル名 -m MAINT
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実行系ホストでjimdbupdateコマンドを実行し,IMデータベースを更新する。
jimdbupdate -h 論理ホスト名 -i
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実行系ホストで論理ホストのJP1/IM - Managerを起動する。
- 重要
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jimdbupdateコマンドを実行する前に取得したIMデータベースの更新前のバックアップデータは,jimdbupdateコマンド実行後のIMデータベースにリカバリーしないでください。
jimdbupdateコマンドを実行したあとは,再度jimdbbackupコマンドでバックアップを取得してください。