2.3.4 インストール時の注意事項(UNIXの場合)
- 〈この項の構成〉
(1) 製品間の関連について
JP1/IM - ManagerはJP1/Baseを前提製品としています。製品のインストール時には,次の点に注意してください。
-
前提製品がある場合は,前提の製品から順にインストールしてください。
-
JP1/Base,JP1/IM - Managerの順序にインストールしてください。
-
JP1/Baseを停止してから,JP1/IM - Managerをインストールしてください。JP1/Baseの停止を忘れた場合は,必ずJP1/Baseを再起動してください。再起動しなかった場合は,システム構成情報を正しく管理できません。
(2) 統合トレース機能(HNTRLib2)について
JP1/Baseのインストール時に,統合トレース機能(HNTRLib2)がインストールされます。
(3) OS環境への設定
インストール時に次の情報をOSに設定します。
servicesファイルに,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「付録C ポート番号」のポート番号を設定します。
JP1/IM - Managerのアンインストール時に,servicesファイルに設定された,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「付録C ポート番号」のポート番号が削除されます。
(4) バージョンダウンインストールについて
JP1/IM - Managerは,バージョンダウンインストールに対応していません。インストールされている製品をバージョンダウンしたい場合は,製品をアンインストールしてから再インストールしてください。
(5) JP1/IM - Managerの管理する情報について
JP1/IM - Managerは,プログラム情報,設定情報,保守情報などをファイルで管理しているため,次の操作を行わないでください。次の操作を行った場合,JP1/IM- Managerの動作を保証できません。
-
JP1/IM - Managerのファイル,およびディレクトリの削除や変更を行う。
-
JP1/IM - Managerのファイル,およびディレクトリのアクセス権限を変更する。
(6) インストール実行について
一時ディレクトリ(/tmp)に,1MBの空きがあることを確認してからインストールを実行してください。
(7) ウィルス対策ソフトについて
JP1/IM-Managerのインストールを実施した際に,ウィルス対策ソフトがJP1/IM-Managerのインストール先のウィルススキャンを行った場合,インストーラーとウィルス対策ソフトとの競合によりアプリケーションエラーが発生し,インストールに失敗する可能性があります。ウィルス対策ソフトを停止してインストールを実施してください。
(8) サイレントインストールについて
JP1/IM-Managerでは,サイレントインストール機能によるインストール方法が利用できます。
実行コマンド
Linuxの場合:<DVD-R媒体>/RHEL/setup △ -f△-k△P-CC812C-9MCL△<DVD-R媒体のパス>
SUSE Linuxの場合:<DVD-R媒体>/SLES/setup △ -f△-k△P-CC9W2C-9MCL△<DVD-R媒体のパス>
△:1個以上の半角スペース
-
DVD-R媒体をHDD上にコピーして実行する場合は,スペースを含まないディレクトリパス上に媒体の内容をすべてコピーしてください。また,コピーしたファイル群は,コンペアなどによって,バイナリレベルで一致することを確認してください。
-
インストールが正常終了したかどうかは,実行結果の戻り値を参照してください。戻り値については,JP1 のWebサイトに公開しているドキュメントの「サイレントインストール機能」を参照してください。