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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


付録B.1 引き継ぎ情報およびプロフィール情報を利用する

アクションの実行結果やイベントモニターが検知した情報などは,引き継ぎ情報として,同一ジョブ内の後続アクションで変数として参照することができます。また,cpasetprofコマンドでCPAに登録されたプロフィール情報も,変数として参照することができます。

引き継ぎ情報の変数の書式は,次のとおりです。

これらの情報を利用することで,同じジョブ定義情報を異なるPC環境で実行させる場合などに,自動的に実行情報を変換して実行することが可能になります。

例えば,PCおよびPC利用者の固有情報としてメールアドレスなどの連絡先を,あらかじめプロフィールに設定しておき,ジョブ内で利用することで,ジョブ終了時の通知を変えることができます。ただし,アクション実行時に指定したプロフィールが設定されていない場合,アクションは異常終了しますので,注意してください。

イベントモニターの引き継ぎ情報で指定する「実行条件におけるユニット名」,「メソッド名」については,「5.5.2 引き継ぎ情報」を参照してください。

アクションの引き継ぎ情報で指定する「ユニット名」,「メソッド名」については,「5.4.2(1) 引き継ぎ情報」を参照してください。