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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


8.4.4 メール受信監視(実行条件アイテム)

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

特定の条件に一致するメールの受信を契機にジョブを実行します。

(2) 指定項目一覧

名称

必須

形式

引き継ぎ情報指定可否

差出人

×

文字列(0〜256バイト)

件名

×

文字列(0〜512バイト)

本文

×

文字列(0〜512バイト)

添付ファイルの保存先

×

文字列(0〜255バイト)

受信したメールのサーバからの削除

コンボボックス(削除しない,監視条件に一致したメールだけ削除する,削除する)

メール受信間隔(分)

×

数字(1〜1440)

添付ファイルの受信

コンボボックス(添付ファイルを受信する,添付ファイルを受信しない)

(凡例)

○:必須

×:省略可

(3) 指定内容

差出人

監視対象とする受信メールの差出人を部分一致で指定します。正規表現は使用できません。

件名

監視対象とする受信メールの件名を部分一致で指定します。正規表現は使用できません。

本文

監視対象とする受信メールの本文を部分一致で指定します。正規表現は使用できません。

添付ファイルの保存先

受信メールの添付ファイルの保存先フォルダ名を指定します。

指定を省略した場合はデータパス配下の内部ディレクトリに一時的に保存します。

添付ファイルの保存先を指定しても,[添付ファイルの受信]に[添付ファイルを受信しない]を指定した場合は,保存されません。

指定したフォルダが存在しない場合は,新規に作成します。添付ファイル名が重複する場合は上書きします。

受信したメールのサーバからの削除

受信したメールをメールサーバから削除するかどうかを指定します。

メール受信間隔(分)

メールサーバにメール受信を確認する間隔を分単位指定します。指定を省略した場合は,10分を仮定します。

添付ファイルの受信

受信メールの添付ファイルを受信するかどうかを指定します。

(4) 使用例1

特定のユーザーから送信されたメールを受信したらジョブを実行する

差出人

testuser@example.com

件名

本文

(凡例)

−:指定を省略

(5) 使用例2

特定の件名,本文のメールを受信したらジョブを実行する

差出人

件名

重要

本文

ジョブを実行

(凡例)

−:指定を省略

(6) 指定を省略した場合の動作について

差出人,件名,本文の指定をすべて省略すると,すべての受信メールを監視対象とします。

(7) メール受信の設定

このアイテムを使用する場合は,メール受信監視機能が使用するプロファイルをあらかじめ作成しておいてください。作成方法の詳細については,「2.3.2 メール受信監視機能を使用する場合」を参照してください。