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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


8.2.5 メール送信

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

指定されたメールアドレスへメールの送信を行います。

(2) 指定項目一覧

名称

必須

形式

引き継ぎ情報指定可否

To:

半角英数字と記号(1〜256バイト)

Cc:

×

半角英数字と記号(0〜256バイト)

件名

×

文字列(0〜256バイト)

本文

×

文字列(0〜512バイト)

添付ファイル1

×

文字列(0〜255バイト)

添付ファイル2

×

文字列(0〜255バイト)

添付ファイル3

×

文字列(0〜255バイト)

添付ファイル4

×

文字列(0〜255バイト)

添付ファイル5

×

文字列(0〜255バイト)

添付ファイル6

×

文字列(0〜255バイト)

添付ファイル7

×

文字列(0〜255バイト)

添付ファイル8

×

文字列(0〜255バイト)

(凡例)

○:必須

×:省略可

(3) 指定内容

To:

メールのTO送信先のメールアドレスを指定します。

Cc:

メールのCC送信先のメールアドレスを指定します。

件名

メールの件名を指定します。指定を省略した場合は,"(no subject)"を仮定します。

本文

メールの本文を指定します。

改行や半角スペースだけの入力はしないでください。

(4) 戻り値

内容

-1

強制終了。

0

メール送信に成功した。

14

添付ファイルが存在しない。

58

指定した内容に誤りがある。

【対処】

指定可能な値で再定義してください。

71

メールサーバへのアクセスに失敗した。

【対処】

メールサーバへの通信ができるか確認してください。

72

メールサーバからアクセスが拒否された。

【対処】

メールサーバへの通信経路上にあるファイアウォールなどの設定を確認してください。

73

メールサーバのホスト名で名前解決ができない。

【対処】

hostsなどでメールサーバのホスト名で名前解決できるか確認してください。

120

添付ファイルが10Mバイト以上ある。

その他

システム設定ファイル(config.xml)へのアクセスができない,リソース不足,通信負荷が高い状況にある。

【対処】

インストールが正しくできているか,アイテム実行時のOSの環境に問題がないか確認してください。

(5) 使用例

To:

XXX@YYY.com

Cc:

ZZZ@WWW.com

件名

定時連絡

本文

本日の定時連絡です。

(6) メール送信の設定

このアイテムを使用する場合は,メール送信機能が使用するプロファイルをあらかじめ作成しておいてください。作成方法の詳細は,「2.3.1 メール送信機能を使用する場合」を参照してください。

(7) エラー時の対処

エラー時の対処については,戻り値の項目を参照してください。戻り値で対処不能な場合は,標準エラー出力,もしくはログに出力されたエラーメッセージの内容から対応してください。