8.2.3 コマンド実行(リカバリー実行)
(1) 機能概要
実行コマンドがエラーで終了した場合,指定したリカバリー実行コマンドを実行します。
(2) 指定項目一覧
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名称 |
必須 |
形式 |
引き継ぎ情報指定可否 |
|---|---|---|---|
|
実行コマンド |
○ |
文字列(1〜512バイト) |
可 |
|
パラメーター |
× |
文字列(0〜512バイト) |
可 |
|
リカバリー実行コマンド |
○ |
文字列(1〜512バイト) |
可 |
|
リカバリー実行コマンドのパラメーター |
× |
文字列(0〜512バイト) |
可 |
|
仮想ユーザー名 |
× |
文字列(0〜512バイト) |
可(プロフィール情報は指定否) |
- (凡例)
-
○:必須
×:省略可
(3) 指定内容
- 実行コマンド
-
実行するコマンドのファイル名を指定します。
コマンドは,ジョブ実行サービスの子プロセスとして実行されます。対話形式のコマンドを実行した場合,画面操作ができずコマンドが実行中のままになることがあります(タスクマネージャなどで確認してください)。対話形式のコマンドを実行する場合は,コマンド実行(画面表示)アイテムを使用してください。
拡張子が「.exe」,「.bat」以外のファイルを指定する場合は,該当する拡張子に,適切なアプリケーションを関連付けておく必要があります。
- パラメーター
-
実行コマンドに対するパラメーターを指定します。
- リカバリー実行コマンド
-
実行コマンドが異常終了した場合に実行するコマンドのファイル名を指定します。
注意事項などは,実行コマンドを参照してください。
- リカバリー実行コマンドのパラメーター
-
リカバリー実行コマンドに対するパラメーターを指定します。
- 仮想ユーザー名
-
アイテムを実行するWindowsユーザー名にマッピングされた仮想ユーザー名を指定します。仮想ユーザー名を指定しなかった場合,アイテムはCPAのジョブ実行サービスのアカウントで実行されます。
仮想ユーザー名のマッピングは,cpasetumapコマンドで行います。cpasetumapコマンドについては,「9. コマンド」の「cpasetumap」を参照してください。
(4) 戻り値
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値 |
内容 |
|---|---|
|
126以外 |
実行コマンドの戻り値。 リカバリー実行した場合は,リカバリー実行コマンドの戻り値。 |
|
126 |
実行コマンド起動時またはリカバリー実行コマンド起動時のCPA内部処理で異常終了した。
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(5) 使用例
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実行コマンド |
cmd.exe |
|
パラメーター |
/c if not exist c:\temp\hello.txt exit 1 |
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リカバリー実行コマンド |
cmd.exe |
|
リカバリー実行コマンドのパラメーター |
/c msg.exe※ console /w Failure! |
注※ 64ビット版のOSで実行する場合は,実行コマンドを次のように指定してください。
- Windowsシステムのインストール先が,C:\Windowsの場合
-
C:\Windows\sysnative\msg.exe
(6) ログに出力されるコマンド名
cpaactexec.exe