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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


cpasetumap

〈このページの構成〉

機能

Windowsログオン機能または実行ユーザー設定機能を使用するCPAの仮想ユーザー,および仮想ユーザーにひも付けるユーザー情報(Windowsユーザー名とパスワード)を,ユーザーマッピングファイル(usrprof.xml)に登録します。

形式

cpasetumap [{-a 仮想ユーザー名 -u Windowsユーザー名 -p パスワード|-d 仮想ユーザー名}]

実行権限

なし。

引数

-a 仮想ユーザー名

「Windowsログオン」アクションアイテム,または実行ユーザー設定機能を使用するアイテムの「仮想ユーザー名」に指定する値を設定します。

この情報は,指定した仮想ユーザー名を,-uオプションおよび-pオプションのユーザー情報とひも付けて,ユーザーマッピングファイルに登録されます。

仮想ユーザー名には,1〜14バイトの半角英数字が指定できます。

ユーザーマッピングファイルに登録済みの仮想ユーザー名を指定した場合は,-uオプションおよび-pオプションに指定した値で更新します。また,すでに仮想ユーザーが最大登録数(10個)に達している場合は,新規追加はできません。

-u Windowsユーザー名

-aオプションで指定した仮想ユーザー名にひも付けるWindowsユーザー名を指定します。

ドメイン名を含むWindowsユーザー名を指定する場合は,「NetBIOSドメイン名\ユーザー名」の形式で指定してください。NetBIOSドメイン名を省略した場合は,ローカルホスト名を仮定して動作します。

Windowsユーザー名には,1〜276バイトの半角英数字および次に示す半角記号が指定できます。

_ - \ .

上記の半角記号を指定する場合は,Windowsユーザー名を「"」で囲んでください。Windowsユーザー名に「\」が含まれる場合は「\\」という形式で指定してください。

なお,\(バックスラッシュ)は,「ドメイン名」と「ユーザー名」の区切り文字としてだけ指定できます。「ドメイン名」と「ユーザー名」には指定できません。

-p パスワード

-uオプションで指定したWindowsユーザー名のパスワードを設定します。

パスワードには,1〜20バイトの半角英数字および次に示す半角記号が指定できます。

` ~ ! @ # $ % ^ & * ( ) _ - + = { } [ ] \ | : ; " ' < > , . ? /

なお,上記の半角記号を指定する場合は,パスワードを「"」で囲んでください。パスワードに「"」が含まれる場合は「\"」という形式で指定してください。

-d 仮想ユーザー名

指定した仮想ユーザー名,および仮想ユーザー名にひも付くWindowsユーザー名とパスワードを,ユーザーマッピングファイルから削除します。

指定なし

オプションを指定しなかった場合は,ユーザーマッピングファイルに登録されている仮想ユーザー名,および仮想ユーザー名にひも付くWindowsユーザー名の一覧を,次の形式で表示します。

仮想ユーザー名=Windowsユーザー名

表示項目がない場合は,仮想ユーザーの情報が登録されていないことを示すメッセージを標準出力に出力しますが,コマンドの戻り値は成功を示す値となります。

戻り値

0

成功

16

指定された仮想ユーザーは登録されていない

40

リソース不足

58

引数不正

85

登録上限数を超えた

94

システム設定ファイル(config.xml)に誤りがある

104

ユーザーマッピングファイル(usrprof.xml)が不正

109

システム設定ファイル(config.xml)が存在しない

112

ファイルアクセスエラー

125

システムエラー

126

プログラムエラー

環境設定

ジョブ実行サービスが開始・停止どちらの状態でも実行できます。

メッセージ通信サービスが開始・停止どちらの状態でも実行できます。

格納場所

インストールパス\bin

ただし,デフォルトでは次に示す場所に格納されます。

32ビット版のOSの場合

%ProgramFiles%\Hitachi\JP1CPA\bin

64ビット版のOSの場合

%ProgramFiles(x86)%\Hitachi\JP1CPA\bin

注意事項