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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


5.7.5 値の前にオプションの文字列を挿入する

コマンドのパラメーターの仕様で,オプションとオプションに指定する値の両方を必須にしているような場合,アイテムのパラメーターの指定値に「オプション 入力した値の変数」と指定すると,入力した値が何もないときにコマンドはエラーとなります。

値が指定された場合は,オプションの文字列を前につけた値として扱い,指定されなかった場合は,値をそのまま扱うような変数としたい場合に使用する機能です。

例:値が入力されたら「cpasetprof」コマンドで「-d 入力値」を実行する。

アイテム作成画面の[アクション]ダイアログボックスを起動し,次の表に示す情報を指定し,アイテムを登録します。

表5‒15 入力項目「オプション文字」の指定内容

項番

定義場所

指定内容

メイン画面

遷移先

指定先

1

アイテム作成画面

└[アクション]ダイアログボックス

基本設定

コマンド

cpasetprof

2

パラメーター

${JDS:prof}

3

実行種別

画面を表示しない

4

入力項目の設定

└[入力項目の定義]ダイアログボックス

入力先変数名

prof

5

表示ラベル

削除するプロフィール名

6

入力方式

テキストボックス

7

オプション文字

-d△

注※

「△」は半角スペースを示します。

作成したアイテムをジョブに利用する場合は,次のように表示されます。

図5‒16 オプションの文字列を持つアイテム

[図データ]

値が入力されれば「cpasetprof -d 入力値」として実行され,値が入力されなければ「cpasetprof」として実行されます。

なお,cpasetprofコマンドの詳細は「9. コマンド」の「cpasetprof」を参照してください。

重要

項目の入力方式ごとに,次の場合はオプション文字を挿入しません。

  • リストボックス

    リストに対応する値が無い場合

  • チェックボックス

    チェック状態に対応した値が無い場合