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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


5.7.4 入力項目の活性と非活性

前提の条件が成立したときだけ,入力や選択,またはチェックするという操作をさせたい場合に設定します。入力の誤りなどの誤操作を防止するための機能です。

例:「入力可能」を選択したときに入力された値を標準出力に出力する。

アイテム作成画面の[アクション]ダイアログボックスを起動し,次の表に示す情報を指定し,アイテムを登録します。

表5‒14 入力項目「活性化条件」の指定内容

項番

定義場所

指定内容

メイン画面

遷移先

指定先

1

アイテム作成画面

└[アクション]ダイアログボックス

基本設定

コマンド

cpaecho

2

パラメーター

${JDS:msg}

3

実行種別

画面を表示しない

4

入力項目の設定

└[入力項目の定義]ダイアログボックス

入力先変数名

select

5

表示ラベル

入力の可否

6

入力方式

リストボックス

7

リストラベル名:入力不可

値:0

8

リストラベル名:入力可

値:1

9

入力項目の設定

└[入力項目の定義]ダイアログボックス

入力先変数名

msg

10

表示ラベル

出力するメッセージ

11

入力方式

テキストボックス

12

オプション設定

└活性化条件

項目ID:1

13

値:1

注※

項目IDは,項番4〜8の入力項目を項番9〜13より先に定義した場合は「2」とする必要があります。[入力項目の設定]タブにある[アイテムの入力項目一覧]から項番4〜8の項目IDを確認して設定してください。

作成したアイテムをジョブに利用する場合は,次のように表示されます。

図5‒14 入力項目が非活性となっているアイテム

[図データ]

図5‒15 入力項目が活性化されたアイテム

[図データ]

「入力不可」を選択した状態では,[出力するメッセージ]のテキストボックスは非活性となり,入力することができません。

「入力可」を選択した状態にすると,[出力するメッセージ]のテキストボックスが活性化され,入力することができます。活性状態のときに,入力されたメッセージを標準出力に出力します。

重要

非活性状態から活性状態に変更された場合,テキストボックスへの入力,リストボックスでの選択,チェックボックスでのチェックが可能となります。

活性状態で操作した後,非活性状態に戻してから登録した場合は,デフォルトの状態で登録されます。テキストボックスの場合は空欄,リストボックスの場合は先頭の項目,チェックボックスの場合はチェックが外れた状態がデフォルトとなります。