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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


5.7.6 入力項目を必須項目とする

コマンドのパラメーターの仕様で,指定が必須のオプションがある場合は,入力がされていないとコマンド実行時にエラーとなるなどの問題が発生します。テキスト入力を必須とさせ,入力不足による誤操作を防止するための機能です。

例:入力された値を標準出力に出力する。

アイテム作成画面の[アクション]ダイアログボックスを起動し,次の表に示す情報を指定し,アイテムを登録します。

表5‒16 入力項目「省略」の指定内容

項番

定義場所

指定内容

メイン画面

遷移先

指定先

1

アイテム作成画面

└[アクション]ダイアログボックス

基本設定

コマンド

cpaecho

2

パラメーター

${JDS:msg}

3

実行種別

画面を表示しない

4

入力項目の設定

└[入力項目の定義]ダイアログボックス

入力先変数名

msg

5

表示ラベル

出力するメッセージ

6

入力方式

テキストボックス

7

省略

チェックを入れる

作成したアイテムをジョブに利用する場合は,次のように表示されます。

図5‒17 必須の入力項目を持つアイテム

[図データ]

[出力するメッセージ]のテキストボックスに入力した文字列を標準出力に出力する動作となります。もし指定せずに登録をするとKNAO4004-Eダイアログが表示され,登録に失敗します。