Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Script(Windows(R)用)


8.2.6 GetGV (グローバル変数を取得する)

機能

グローバル変数を取得します。

JP1/Script 05-00以降では,他のコンピュータ上のグローバル変数も取得できます。

形式
GetGV ( GlobalName 〔, CompName〕 )
指定項目
GlobalName

取得するグローバル変数を文字列,または値を格納した変数名で指定します。

CompName (05-00以降)

取得するグローバル変数が存在するコンピュータのコンピュータ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。

この値は省略できます。省略した場合,このコマンドを実行するコンピュータのコンピュータ名を仮定します。

なお,指定する他のコンピュータはJP1/Scriptがインストールされ,JP1/Scriptサービスが開始されていなければなりません。また,アクセスするためのアカウントについては「2.2 他のコンピュータとの通信時のアカウント」を参照してください。

説明

指定されたグローバル変数を取得し,値をコマンドの実行結果として返します。

指定されたグローバル変数が存在しない場合は,長さ0の文字列(")を返します。

CompNameに他のコンピュータを指定し,「グローバル変数(GlobalName)」にn個のダブルクォーテーション(")を文字としてそのまま含めるには,(n*4)個のダブルクォーテーション(")を指定しなければなりません。ただし,次のレジストリの値に1を設定した場合は,(n*2)個のダブルクォーテーション(")を指定してください。

〔レジストリキー〕

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX

〔値名〕

ParseDQ

〔値のデータタイプ〕

REG_DWORD

〔値〕

0:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が無効となる(初期値)

1:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が有効となる

なお,〔値〕に1と2(SeparateStrCount,SeparateStrコマンドを参照)の両方を指定する場合は3を指定してください。

〔設定が有効になるタイミング〕

スクリプトファイルの次回実行時

補足

CompNameに他のコンピュータを指定する場合,LAN環境下での動作だけを保証しています。ファイアウォールには対応していません。

' 自コンピュータ上のグローバル変数を取得し,レジストリを操作する。
If  GetGV ( "Debug_Mode" ) = True  Then
  Dbflag = "DebugFlag"
  RegWrite ( HKEY_CURRENT_USER   _
           , "Software\Hitachi\Script\Option" , Dbflag , True )
End
' コンピュータ"SOP4A065 ( SCRIPT ) "上のグローバル変数を取得し,
' 更新する。
If  GetGV ( "Debug_Mode" ,"SOP4A065 ( SCRIPT ) " ) = True  Then
    SetGV ( "Debug_Mode" ,False ,"SOP4A065 ( SCRIPT ) " )
End
対象バージョン

JP1/Script 01-00以降