Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


jpwupskindset(Windows限定)

〈このページの構成〉

形式

jpwupskindset
 
jpwupskindset  識別子1E 
 
jpwupskindset  識別子[ N=制御装置種別名] [ L=自ホスト電源制御コマンド] 
               [ R=他ホスト電源制御コマンド] [ T=実行制限時間]
 
jpwupskindset  N=制御装置種別名 [ L=自ホスト電源制御コマンド] 
               [ R=他ホスト電源制御コマンド] [ T=実行制限時間]

機能

jpwupskindsetコマンドは,JP1/Power Monitorで電源制御装置を使用してホストの起動・終了をする場合に,電源制御装置の種別,電源制御装置を制御するコマンド,および制御する際の実行制限時間を設定します。

なお,N=L=R=T=オプションの指定順序に制限はありません。

実行権限

Administrators権限

格納先ディレクトリ

JP1PWパス\bin

引数

(引数なし)

引数を何も指定しないでこのコマンドを実行した場合,制御コマンドの現在の設定状況が表示されます。

識別子

定義情報の設定位置を示す識別子を指定します。「COMMON01」から「COMMON05」までの値が指定できます。これ以外の名称を指定した場合,エラーになります。

E

指定した識別子に設定されている情報を削除します。実行制限時間は,初期値の「300」が設定されます。

N=制御装置種別名

制御装置を表す名称を,8バイト以内の任意の英数字で設定します。L=オプションを同時に指定した場合,ここで設定した名称が[環境設定]ダイアログボックスの[使用プログラム名]に表示されます。

定義の設定位置(識別子)が異なっていても,同じ名称は設定できません。また,次に示す文字列は設定できません。

「なし」,「SYSTEM MANAGER」,「PowerChute plus」,「SVP」,「APC」,「AMT」,「WOL」,「PowerChute Network

L=自ホスト電源制御コマンド

ホストの電源を制御するコマンドをフルパス名で指定します。自ホストの電源を制御する場合や,他ホストの電源を制御する場合のエージェント側で指定します。コマンド名は,255バイト以内で指定してください。指定内容の詳細については,「12.2.1 [電源制御装置の設定]ダイアログボックス」の[自ホスト電源制御コマンド]の説明を参照してください。

R=他ホスト電源制御コマンド

エージェントホストの電源制御装置を制御するコマンドをフルパス名で指定します。このオプションは,マネージャーホストで指定します。コマンド名は,255バイト以内で指定してください。指定内容の詳細については,「12.2.1 [電源制御装置の設定]ダイアログボックス」の[自ホスト電源制御コマンド]の説明を参照してください。

T=実行制限時間

他ホスト電源制御コマンドを実行するときの制限時間を1から999(単位:秒)までの数値で指定します。デフォルトは300です。ここで指定した時間内に処理が完了しなかった場合,処理はキャンセルされます。なお,数値以外の値,および0は指定できません。

注意事項

戻り値

0

コマンドが正常終了しました。

1

エラーが発生しました。エラーの内容に応じてメッセージを出力します。

19

コマンドの実行権限がありません。

使用例

次の条件で電源制御装置の設定をします。

jpwupskindset.exe COMMON01 N=HITACHI L="C:\Program Files (x86)\HITACHI\JP1PowerMonitor\bin\aompw_hi.exe"