Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


jpw_log.sh(UNIX限定)

〈このページの構成〉

形式

jpw_log.sh [-h 論理ホスト名]
           [-c 構成定義ファイル名]
           [-b]
           [-o 出力先ディレクトリ名]

機能

JP1/Power Monitorでトラブルが発生したときに資料を採取するためのツールです。JP1/Power Monitorの保守資料,OSのシステム情報,統合トレースログなどを採取します。

クラスタシステムでJP1/Power Monitorを運用している場合は,論理ホストの資料採取も実行します。

このツールは,シェルスクリプトです。ユーザーによるカスタマイズはできません。

実行権限

スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

/usr/lib/jp1_aom/

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムでJP1/Power Monitorを運用している場合,論理ホスト名を指定します。

-c 構成定義ファイル名

構成定義ファイル名はフルパスで指定してください。構成定義ファイル名を省略した場合は,次のファイル名が使用されます。

  • JP1/Power Monitorデーモンが起動している場合

    jaomshowiコマンドで表示される構成定義ファイル名

  • JP1/Power Monitorデーモンが停止している場合

    /usr/lib/jp1_aom/conf

-b

JP1/Baseの詳細情報を採取しないときに指定します。省略した場合は,JP1/Baseの詳細情報を採取します。出力先のディスク容量が足りない場合は,-bオプションを指定して資料採取ツールを実行してから,JP1/Baseの資料採取ツール(jbs_log.sh)を別途実行してJP1/Baseの詳細情報を採取してください。

-o 出力先ディレクトリ名

出力先ディレクトリ名は空白文字を含まないフルパスで指定してください。

出力先ディレクトリ名/YYMMDDhhmmss」ディレクトリに出力します。出力先ディレクトリ名を省略した場合は,「/usr/lib/jp1_aom/trouble/YYMMDDhhmmss」ディレクトリに出力します。

注※

YYMMDDhhmmssは情報採取の日時を表します。

  • YY:西暦の下2けた

  • MM:月

  • DD:日

  • hh:24時間制の時

  • mm:分

  • ss:秒

注意事項

論理ホストの資料を採取する場合は,共有ディスクを参照できる状態で資料採取ツールを実行してください。

構成定義ファイル名は,実際に使用している構成定義ファイルを指定してください。

採取した資料は,必要に応じて圧縮ツールを使用して圧縮してください。

戻り値

0

コマンドが正常終了しました。

8

エラーが発生しました。

  • 指定された論理ホスト名が存在しない

  • 指定された論理ホストの共有ディレクトリがマウントされていない

  • 指定された構成定義ファイルが存在しない

  • 指定された出力先ディレクトリが存在しない

使用例

構成定義ファイル名のフルパスを「/home/user1/conf」,採取する資料を「/home/user1/pwlog」に出力します。

/usr/lib/jp1_aom/jpw_log.sh -c /home/user1/conf -o /home/user1/pwlog