Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


jp1pw_setup_cluster(UNIX限定)

〈このページの構成〉

形式

jp1pw_setup_cluster  -h 論理ホスト名
                    [-d 共有ディレクトリ名]
                    [-v]

機能

論理ホストで運用するJP1/Power Monitorの動作環境を設定します。このコマンドは,クラスタシステムでの環境設定で使用します。

環境設定は,実行系,待機系の順に設定します。

実行権限

スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

/usr/bin/jp1_aom/

引数

-h 論理ホスト名

環境を設定する論理ホストのホスト名を指定します。JP1/Baseで設定した論理ホスト名を指定してください。論理ホスト名は,1〜255バイトの文字列で指定します。論理ホスト名は複数指定できません。このオプションは,必ず指定してください。

論理ホスト名は,hostsファイルやネームサーバに設定し,TCP/IP通信ができるようにしてください。DNS運用の場合は,FQDN形式でないホスト名を指定します。例えば,「jp1v6.soft.hitachi.co.jp」の場合は,「jp1v6」を指定します。

-d 共有ディレクトリ名

系切り替え時に引き継ぐ情報を格納する,共有ディスク上のディレクトリを指定します。ディレクトリ名は,1〜165バイトまでの文字列で指定します。

このオプションは,実行系の環境設定時に指定します。待機系の環境設定時にはこのオプションを指定しません。このオプションを省略した場合は,待機系の環境設定とみなします。

このオプションを指定してコマンドを実行すると,共有ディレクトリ下に次のディレクトリを作成し,リモート電源連携機能の定義ファイルをコピーします。

ディレクトリ

格納するファイル種別

共有ディレクトリ名/jp1_aom/rpw/

リモート電源連携定義ファイル

共有ディレクトリ名/jp1_aom/sys/

システム情報ファイル

共有ディレクトリ名/jp1_aom/log/

ログファイル

-v

環境設定の進ちょく情報を表示します。

注意事項

このコマンドの実行前に,JP1/Power Monitorのすべてのデーモンを停止してください。また,物理ホストで動作するJP1プログラムを停止してください。

戻り値

0

正常終了

1

異常終了

使用例

次の条件で設定する例を説明します。

  1. 実行系サーバで論理ホスト環境を設定する。

    jp1pw_setup_cluster -h lnode0 -d /shdsk/lnode0
  2. 待機系サーバで論理ホスト環境を設定する。

    jp1pw_setup_cluster -h lnode0