10.1.4 Windowsホストのスケジュール情報をUNIXホストで利用する
Windowsホストの運転スケジュール定義ファイルは,UNIXホストのスケジュール情報として使うことができます。
次の図のように,WindowsホストでJP1/Power Monitorカレンダーをエクスポートして生成した運転スケジュール定義ファイルをUNIXホストで使うことで,UNIXホストでは,Windowsホストと同じスケジュールが設定できます。また,Windowsホストの運転スケジュール定義ファイルのテキストを修正して,UNIXホスト独自のスケジュール設定もできます。
- 重要
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Windowsホストの運転スケジュール定義ファイルをUNIXホストにFTPコマンドで転送する場合は,転送モードにアスキーモードを指定してください。
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Windowsホストの運転スケジュール定義ファイルをUNIXホストで利用する場合は,改行コードをUNIX用に変換してください。なお,運転スケジュール定義ファイルを,FTPコマンドを使用してアスキーモードで転送した場合は,改行コードの変換は不要です。
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Windowsホストの運転スケジュール定義ファイルのエクスポートについては,「8.1.4 スケジュール情報をエクスポートする」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) Windowsホストの運転スケジュール定義ファイルの機能差異
次の機能は,Windowsホストのカレンダー機能にはありません。
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「(+n)」指定
次回電源投入時刻からn日後の終了開始時刻を設定します。
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翌日の時刻設定とみなす時刻指定
次の時刻設定は,翌日の時刻設定とみなします。
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次回電源投入時刻が指定されている場合で,終了開始時刻が次回電源投入時刻以前である。
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次回電源投入時刻が指定されていない場合で,強制終了開始時刻が監視終了開始時刻以前または制限開始終了時刻以前である。
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UNIXホストとWindowsホストで,運転スケジュール定義ファイルを共用する場合,「(+n)」指定および翌日の時刻設定とみなす時刻指定は誤りやすいので,実際に動作させたい日に時刻を設定してください。
Windowsホストの運転スケジュール定義ファイルとの互換性については,「14.3.1(5) Windowsホストでエクスポートした運転スケジュール定義ファイルを利用するときの互換性」を参照してください。