Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Power Monitor


9.2.3 エージェントホストを強制電源オフまたは強制再起動する

ホストのOSの状態にかかわらず,エージェントホストに接続されている電源制御装置を直接制御して,エージェントホストを強制電源オフまたは強制再起動します。

電源制御装置の種類によっては,強制再起動できない場合があります。強制再起動できない機種で再起動したい場合,ホストを強制電源オフしたあと,電源オンするようにしてください。

電源制御装置を使わない場合,強制電源オフおよび強制再起動はできません。

重要

強制電源オフおよび強制再起動は,実行中のジョブやアプリケーションを正常に終了しないでホストの電源をオフにします。ホストがハングアップした場合など,緊急時以外では,使わないでください。また,ホストを強制再起動する場合,SVPボード,シュナイダーエレクトリック社製Smart-UPS,およびSymmetraなど,電源制御装置の種類によっては電源オン・オフの間隔が短いために正しく起動されない場合があります。そのような電源制御装置で再起動したい場合,電源をオフにしたあと十分な時間をとってから電源をオンにしてください。

Windowsのマネージャーホストからエージェントホストを強制電源オフまたは強制再起動するには,次の二つの方法があります。

次に,それぞれの方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウで設定する

[マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウでエージェントホストを強制電源オフまたは強制再起動する手順を次に示します。

  1. [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウで強制電源オフまたは強制再起動したいエージェントホストを選択する。

  2. [操作]−[強制停止]を選択する。

    [電源オフの詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [再起動]または[電源オフ]を選択する。

    [再起動]を選択した場合,エージェントホストを強制再起動します。

    [電源オフ]を選択した場合,エージェントホストを強制電源オフします。

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    [電源オフの詳細設定]ダイアログボックスの設定内容に従って,エージェントホストの強制電源オフまたは強制再起動を実行します。

(2) jaompwagtコマンドを実行する

jaompwagtコマンドを実行して,エージェントホストを強制電源オフまたは強制再起動します。エージェントホストを強制電源オフするには,jaompwagt sコマンドを実行します。強制再起動するには,jaompwagt bコマンドを実行します。jaompwagtコマンドについては,「15. コマンド」の「jaompwagt」を参照してください。