Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


1.3.2 JP1/OJE for VOS3と連携する場合

制限値

JP1/OJE for VOS3システムに対して使用できるコマンドは次のとおりです。

jpqendjobshowjpqjobcanjpqjobgetjpqjobshowjpqjobsubjpqqueshowajsdefine(ユニット定義ファイルの,QUEUEジョブの定義情報)

コマンドの制限値を次に示します。

表1‒4 JP1/OJE for VOS3と連携する場合の制限値一覧

定義項目

制限値

マネージャーホスト名

JP1/OJE for VOS3のホスト名:255バイト以内の文字列。

キュー名

32バイト以内の文字列。

日本語は指定できない。英字の大文字・小文字は区別される。

ジョブ名

63バイト以内の文字列。

日本語は指定できない。

省略時,JCL中のJOB文に記述されたジョブ名が仮定される。

ユーザー名

32バイト以内の文字列。

日本語は指定できない。

実行優先順位

指定できない(実行優先順位を指定しても,JP1/OJE for VOS3側で無視される。JP1/OJE for VOS3では,JCLに指定された実行優先順位に従ってジョブが実行される)。

実行ファイル名

省略できない。54バイト以内の文字列。

ジョブが格納されているデータセット名を指定する。区分データセットまたはLIMEデータセットの場合は,メンバー名も指定する。日本語は指定できない。

パラメーター

1,023バイト以内の文字列。

実行するプログラムに渡す引数を指示しても無視される。ただし,JCLの一部を置換するための文字列は指定できる(指定方法については,マニュアル「VOS3 オープンジョブウェイ支援 JP1/Open Job Entry」を参照のこと)。

置換するための文字列以外の部分が,101バイト以上の文字列を指定すると,パラメーターエラーになる。

転送先ファイル名

54バイト以内の文字列。

ファイルを転送するデータセット名を指定する。

データセット名,およびファイル内では,日本語は指定できない。

注意事項

JP1/OJE for VOS3との連携を開始する前に,jpqreguserコマンドを使って,ジョブのサブミット元ホストにユーザー情報(コマンドを実行するときの,ログインユーザーに対応するVOS3ユーザー)を登録しておく必要があります。

jpqreguserコマンドについては,「2. セットアップコマンド jpqreguser」を参照してください。