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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


jpqreguser

〈このページの構成〉

形式1

jpqreguser
     [-lh 論理ホスト名]
     [-lu ユーザー名] 
     -rh 接続するJP1/OJE for VOS3ホスト名
     -ru 接続するJP1/OJE for VOS3ホスト上のユーザー名
     [-rg 接続するJP1/OJE for VOS3ホスト上のグループ名]

機能1

JP1/OJE for VOS3との連携を開始する前に,ジョブの操作元のJP1/AJS3ホストに,VOS3ユーザーのユーザー情報を登録します。また,登録したユーザー情報を変更します。

登録するユーザーおよび登録するホストは,JP1/AJS3 - ViewでQUEUEジョブを実行する場合と,コマンドを使用してジョブを実行する場合で異なります。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 7.3 QUEUEジョブまたはサブミットジョブを実行するためのセットアップ」を参照してください。

形式2

jpqreguser
     [-lh 論理ホスト名]
     [-lu ユーザー名] 
     -d
     -rh 接続するJP1/OJE for VOS3ホスト名

機能2

登録したユーザー情報を削除します。

形式3

jpqreguser
     [-lh 論理ホスト名]
     -a

機能3

登録したユーザー情報の一覧を表示します。

実行権限

引数

-lh 論理ホスト名

ユーザー情報を登録する,JP1/AJS3ホストの論理ホスト名を指定します。

指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。省略した場合,自ホスト名が仮定されます。

-lu ユーザー名

JP1/OJE for VOS3ホストのジョブを操作するときに使用するユーザー名を指定します。

指定できる文字数は,1〜63(単位:バイト)です。

JP1ユーザーまたはOSユーザーを指定します。どちらを指定するかは,ジョブの要求元ユーザーに合わせて指定してください。次のように,場合によってジョブの要求元ユーザーが異なります。

  • ジョブネットでQUEUEジョブを定義して実行する場合:JP1ユーザー

  • サブミットジョブで実行する場合:OSユーザー

省略した場合,ログインしているユーザー名が仮定されます。

このオプションは,Administrators権限(Windowsの場合),またはスーパーユーザー権限(UNIXの場合)を持つユーザーだけが指定できます。

-rh 接続するJP1/OJE for VOS3ホスト名

接続するJP1/OJE for VOS3ホスト名を指定します。

指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。

-ru 接続するJP1/OJE for VOS3ホスト上のユーザー名

-rhオプションで指定したホストのジョブを操作するときに使用する,JP1/OJE for VOS3ホスト上のユーザー名を指定します。

指定できる文字数は,1〜32(単位:バイト)です。

-rg 接続するJP1/OJE for VOS3ホスト上のグループ名

-ruオプションで指定したユーザーが所属するJP1/OJE for VOS3上のグループ名を指定します。

指定できる文字数は,1〜32(単位:バイト)です。省略した場合,グループなしと仮定されます。

-d

登録済みのユーザー情報を削除します。

-luオプションを指定して登録したユーザー情報を削除する場合は,-luオプションを指定してください。

-luオプションを省略して登録したユーザー情報を削除する場合は,ユーザーを登録する際に指定したパスワードの入力が必要です。

-a

ユーザー情報の一覧を表示します。

注意事項

クラスタ運用する場合の注意事項

クラスタ運用する場合は,実行系ホストおよび待機系ホストの両方にユーザー情報を設定する必要があります。実行系ホストのユーザー情報を追加・変更・削除した場合は,次の手順に従って待機系ホストのユーザー情報を追加・変更・削除してください。

  1. 実行系ホストで次のコマンドを実行して定義情報を保存する。

    jbsgetcnf -h 論理ホスト名 > 定義情報ファイル名

    jbsgetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  2. 待機系ホストで次のコマンドを実行し,バックアップとして定義情報を退避する。

    jbsgetcnf -h 論理ホスト名 > 退避ファイル名

  3. 待機系ホストで次のコマンドを実行し,登録済みのユーザー情報を削除する。

    jbsunsetcnf -h 論理ホスト名 -c JP1NBQCLIENT -n Profile

    jbsunsetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  4. 待機系ホストで手順1で保存した定義情報ファイルを使用し,次のコマンドを実行する。

    jbssetcnf 手順1で保存した定義情報ファイル

    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  5. 待機系ホストでJP1/AJS3を再起動する。

    定義情報ファイルに記述した内容が反映されます。

戻り値

0

正常終了。

1

引数の指定が不適切である。

160

登録されていないユーザー情報を削除しようとしている。

165

実行ホストのOSがWindowsの場合で,Administrators権限を持たないユーザーが機能1または機能2を実行しようとした。

166

パスワードが一致しないため,ユーザー情報を更新・削除できない。

170

メモリー不足が発生した。

171

このコマンドを実行する権限がない。

172

内部的要因エラーが発生した。