6.1.2 メンテナンスする方法の検討
組み込みDBをメンテナンスする場合,自動メンテナンス機能を有効にするか,ajsembdbreclaimコマンドを手動または自動で実行してメンテナンスします。
(1) メンテナンスする方法の使い分け
自動メンテナンス機能と,ajsembdbreclaimコマンドの特徴を次の表に示します。運用に応じて使用してください。
メンテナンス方法 |
メリット |
デメリット |
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自動メンテナンス機能 |
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ajsembdbreclaimコマンドの実行 |
|
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(2) 自動メンテナンス機能を使用する場合の注意事項
自動メンテナンス機能を有効にする場合,自動メンテナンス機能によるメンテナンスと,ajsembdbreclaimコマンドによるメンテナンスを同時に実行すると,どちらかが異常終了することがあります。自動メンテナンス機能を有効にする場合は,メンテナンスしている時刻にajsembdbreclaimコマンドを実行しないでください。
(3) メンテナンスする必要がないJP1/AJS3 - Managerの構成
JP1/AJS3 - Managerを次に示す機能を適用して運用している場合,組み込みDBを使用しないため,メンテナンスは不要です。
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JP1/AJS3 - Managerをジョブ実行機能だけに制限している場合
JP1/AJS3 - Managerをジョブ実行機能だけに制限する運用の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 13.1.6 JP1/AJS3 - Managerの運用をジョブの実行だけに限定して使用するリソースを低減したい」を参照してください。
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JP1/AJS3 - Managerをサブミットジョブの登録や操作に限定して使用している場合
JP1/AJS3 - Managerをサブミットジョブの登録や操作に限定する運用の詳細については,「7.1.2(4) JP1/AJS3 - Managerの運用方法をサブミットジョブの登録や操作に限定するときの設定(Windowsホストの場合)」を参照してください。
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JP1/AJS3 - Managerを外部DB環境で使用している場合