Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド


4.8.1 マッピング線を引く(ガイドパーツとプラグインパーツをつなぐ)

入出力プラグインのパーツを配置してマッピング線を引く手順を次に示します。

ヒント

ガイド領域がマッピングモードのときだけ,プラグインパーツおよびマッピング線を表示,操作できます。各手順の詳細については,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」を参照してください。

  1. Webブラウザ上で次のURLを指定して,ログイン画面を呼び出します。

    http(s)://ホスト名:ポート番号/ucnpBase/portal/screen/TitlePortlet/portlet/ucnp/pane/-44Ob44O844Og55S76Z2i/layout_id/default/tab_id/-44Ob44O844Og55S76Z2i?start_editor=true&open_editor=true

    • ホスト名

      開発環境のJ2EEサーバマシンのホスト名またはIPアドレスです。

    • ポート番号

      開発環境のWebサーバのポート番号です。ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.cosminexus.hws.http.portプロパティの指定値になります。

  2. ユーザIDとパスワードを入力して,[ログイン]ボタンをクリックします。

    入力を間違えた場合は,[リセット]ボタンをクリックして,入力した内容をいったん消去してから再度入力してください。

    [ログイン]ボタンをクリックすると,業務編集画面が表示されます。

  3. 業務フロー領域で,プラグインを設定したいプロセスノードをクリックします。

    ガイド領域に業務フローに対応するガイドが表示されます。

  4. ツールバーの[図データ]([プラグイン]ボタン)をクリックします。

    マッピングモードに切り替わります。

  5. ガイド領域の[Plugins]パレットで[図データ]([プラグイン]ボタン)をクリックします。

  6. ガイド領域の任意の場所をクリックします。

    プラグインパーツが配置されます。

    [図データ]

    ほかのプラグインを配置したい場合は,手順5.〜6.を繰り返します。

  7. 遷移元のガイドパーツのポート([図データ])からプラグインパーツの入力パラメタ(プラグインパーツの左側のポート)にドラッグしてマッピング線を引きます。

    ガイドパーツのキャッシュ値が入力パラメタとしてプラグインに渡されるようになります。

    各ガイドパーツのキャッシュ値については,「5.2.1(5) ガイドパーツのキャッシュ値」を参照してください。

  8. プラグインパーツの出力パラメタ(プラグインパーツの右側のポート)から遷移先のガイドパーツにドラッグしてマッピング線を引きます。

    プラグインが設定した値がガイドパーツに渡されるようになります。

補足事項
  • マッピング線は,次の図に示すように色つきの矢印で表示されます。それぞれのマッピング線は色が異なるため,マッピング線同士が交差していても区別しやすくなっています。

    [図データ]

  • 一つのガイドパーツからは,複数の入力パラメタにマッピング線を引けます。

  • 複数の出力パラメタから一つのガイドパーツにマッピング線を引くことはできません。

  • プラグインパーツのポートには,マッピング線を引かないこともできます。

  • プラグインパーツを配置した場合は,プラグインパーツに一つもマッピング線が引かれていない状態でも,業務編集画面でプラグインを配置したノード間が遷移すると,プラグインの処理が呼び出されます。

  • この作業で設定するマッピング線やプラグインパーツは,業務実行画面には表示されません。

ガイドパーツのキャッシュ値に関する注意事項

ガイドパーツのキャッシュ値は,ガイドパーツごとに一つの値が共有されます。このため,合流ノードを含む業務フローの場合,一度表示したプロセスノードを別のルートを通って再度表示すると,最初に表示したときのキャッシュ値がそのまま利用されます。

入出力プラグイン(サーバ処理実装インタフェース)を利用すると,条件に応じてキャッシュ値を変更できます。サーバ処理実装インタフェースについては,「5.2 IIoPluginController(サーバ処理実装インタフェース)」を参照してください。

親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合の注意事項

親子関係があるドロップダウンパーツとプラグインパーツを関連づける場合,親ドロップダウンに関連づけるパラメタが子ドロップダウンに関連づけるパラメタよりも上になるように設定してください。親子ドロップダウンのパラメタは連続していなくてもかまいません。

出力パラメタ(プラグインパーツの右側のポート)を親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合の例を次に示します。

図4‒4 親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合の例

[図データ]

この例では,「outputItemName1」を親ドロップダウンに,「outputItemName2」を子ドロップダウンに関連づけています。親子ドロップダウンのパラメタが連続していなくてもよいので,例えば「outputItemName3」を子ドロップダウンに関連づけることもできます。

なお,出力パラメタだけでなく,入力パラメタを親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合も,ここで説明した注意事項に従ってください。

プラグインを修正した場合の操作

関連づけが完了したあとにプラグインを修正した場合,修正後のプラグインに対応するプラグインパーツを再配置して,マッピング線を引き直す必要があります。

再配置とマッピング線の引き直しをしないでプラグインの修正を有効にする方法については,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで」のユーザプラグインの更新についての説明を参照してください。