Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


3.6.3 ステッププロパティの値をマッピングする手順

プロパティ同士をマッピングすると,プロパティ間で値を引き継げます。例えば,ステップAの出力プロパティとステップBの入力プロパティをマッピングすると,ステップAの出力プロパティの値をステップBの入力プロパティとして引き継げます。

ステッププロパティのマッピングを設定するには:

  1. [Service Builder Edit]画面の[フロー]タブの[フロー]エリアで,ステップを選択します。

  2. [ステッププロパティ]エリアの[プロパティ]タブをクリックし,入力プロパティまたは出力プロパティのアイコンをクリックします。

  3. マッピングしたいプロパティの行を選択し,鉛筆アイコンをクリックします。

    図3‒12 [ステッププロパティ]エリア

    [図データ]

  4. [入力プロパティマッピング]ダイアログボックスまたは[出力プロパティマッピング]ダイアログボックスで,[プロパティ参照]ラジオボタンを選択します。

    マッピングできるプロパティだけが[プロパティ]エリアに表示されます。
    図3‒13 [入力プロパティマッピング]ダイアログボックス(設定方法で[プロパティ参照]を選択した場合)

    [図データ]

    ヒント
    • マッピング可能アイコン([図データ])をクリックすると,フィルタリングがOFFに切り替わり,マッピングできないプロパティも表示されます。エラーアイコンにマウスカーソルを重ねると,マッピングできない理由が表示されます。

    • [入力プロパティマッピング]ダイアログでの入力について

      • サービスプロパティまたは変数を表示したい場合

        [ステップツリー]エリアでサービステンプレート名を選択してください。プロパティグループ名の左にある開閉ボタンをクリックすることで,所属するサービスプロパティが表示されます。変数はデフォルトプロパティグループに表示されます。

      • 予約プロパティを表示したい場合

        [ステップツリー]エリアで予約プロパティを選択してください。

      • ステッププロパティを表示したい場合

        [ステップツリー]エリアでステップ名を選択してください。そのステップのプロパティが[プロパティ]エリアに表示されます。デフォルトでは,選択したステップより前のステップが[ステップツリー]エリアに表示されています。[すべてのステップを表示]をチェックすると,フロー上のすべてのステップが[ステップツリー]エリアに表示されます。

  5. [プロパティ]エリアでマッピングしたいプロパティを選択します。

  6. [OK]ボタンをクリックします。

操作結果

プロパティ同士がマッピングされます。

ヒント
  • サービスプロパティを新規に作成して,ステッププロパティとマッピングすることもできます。作成したサービスプロパティは,[入力プロパティマッピング]ダイアログボックスまたは[出力プロパティマッピング]ダイアログボックスに表示され,ステッププロパティと同じようにマッピングできます。

  • マッピング元とマッピング先のプロパティの可視性またはデータ型が一致しない場合,ビルド時にエラーになることがあります。可視性またはデータ型によるマッピング可否については,「3.6.5 可視性またはデータ型によるマッピングの可否について」を参照してください。

  • 出力プロパティの場合,サービスプロパティ「エラーメッセージ」がデフォルトで用意されています。「エラーメッセージ」は,[タスク詳細]画面のメッセージエリアにエラーメッセージを出力するためのサービスプロパティです。「エラーメッセージ」とステップの出力プロパティをマッピングすれば,出力プロパティの値を[タスク詳細]画面のメッセージエリアにエラーメッセージとして出力できます。

    なお,「エラーメッセージ」は編集および削除できます。削除したあとに同じプロパティキーのサービスプロパティを追加した場合,出力プロパティの値は[タスク詳細]画面に表示されます。