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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


3.6.7 ステッププロパティの定義例について

サービステンプレートの作成時に,ステッププロパティを定義する例を説明します。

ステップAとステップBを順に実行するサービステンプレートがあります。ステップAの出力結果が格納されたフォルダに対して,ステップBを実行します。また,一部のプロパティの値はサービステンプレートで固定ではなく,サービスの実行時に毎回指定します。

定義内容

ステップのプロパティは次のとおり定義されています。

表3‒11 ステップAの定義

プロパティの種別

プロパティ名

定義内容

入力プロパティ

容量

値は「10」で固定です。変更する必要はありません。

実行対象サーバ

サービス実行時に値を指定します。

出力プロパティ

出力結果の格納フォルダパス

出力結果を[タスク詳細]画面で確認する必要はありません。

表3‒12 ステップBの定義

プロパティの種別

プロパティ名

定義内容

入力プロパティ

実行フォルダパス

ステップAの出力結果の格納フォルダを指定します。

出力プロパティ

ステップBの出力結果

出力結果を[タスク詳細]画面で確認します。

設定内容

データの流れ

各プロパティのデータの流れを次に示します。

図3‒17 データの流れ

[図データ]

  1. サービスの実行者が[サービス実行]画面で指定した値が,ステップAの「実行対象サーバ」の値として格納されます。

  2. ステップAのプロパティ「出力結果の格納フォルダパス」に出力された値が,ステップBのプロパティ「実行フォルダパス」の値として格納されます。

  3. ステップBのプロパティ「ステップBの出力結果」が,[タスク詳細]画面に表示されます。