4.16.2 key=value形式のプロパティファイルの形式について
key=value形式のプロパティファイルの形式を次に示します。
「プロパティキー=プロパティ値(改行)」の形で記述してください。
プロパティ値を設定しない状態にするには「プロパティキー = (改行)」の形で記述してください。
文字セットはUTF-8を使用してください。
プロパティキーとプロパティ値は1行に1つ記述してください。プロパティキーとプロパティ値の途中で改行しないでください。
プロパティファイルのそれぞれの行で,先頭の文字から最初の「=」の直前までがプロパティキーとして,プロパティキーの後ろの「=」の直後の文字から行末までがプロパティ値として扱われます。
指定する文字列に「\」が含まれる場合は,「\」と記述してください。
プロパティを設定する行の終わりは必ず改行してください。改行は,「CR+LF」「LF」のどちらも使用できます。
先頭に「#」を付けた行,および「=」が記述されていない行はコメントになります。
大文字と小文字は区別します。
空行は無視されます。
ファイル末尾の改行コードの有無は問いません。
プロパティ値の区切り文字は使用するサービステンプレートによって異なります。
プロパティファイルには,プロパティ値を設定したいプロパティだけを記述してください。インポートの際に定義されていないプロパティには,インポート操作前の値が保持されます。
プロパティファイルに定義できるプロパティの数の上限は,ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)に指定した個数を超えないようにしてください。
拡張子は「.json」以外を使用してください。
プロパティファイルには,key@FILE=ファイルパス形式とkey=value形式とを合わせて記述できます。
key=value形式のプロパティファイルの定義不正になる項目とインポート時の処理内容を次に示します。定義不正のプロパティファイルをインポートすると,プロパティ値が反映されなかったり,エラーとなったりする場合があります。
定義不正になる項目 |
[サービス設定]画面または[サービス実行]画面からのインポート |
[Service Builder Debug]画面からのインポート |
submittaskコマンドからのインポート |
---|---|---|---|
プロパティファイルにエクスポートできるプロパティの数の上限がユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)に指定した個数を超えている |
○ |
○ |
× |
インポートするサービスに存在しないプロパティが定義されている |
△ |
△ |
× ※1 |
同じプロパティキーに対する定義が複数記述されている |
○ ※2 |
○ ※2 |
× |
プロパティに妥当でない値(データ型や制約条件を満たしていないプロパティ値)が定義されている |
○ ※3 |
○ |
× |
「=」が記述されていない |
△ |
△ |
△ |
- (凡例)
○:プロパティ値が反映されます。 △:プロパティ値が反映されないで処理がスキップされます。 ×:エラーとなります。
- 注※1
可視性が「設定画面のみ」のプロパティをインポートしようとするとエラーとなります。
- 注※2
同じプロパティキーに対する定義を複数記述した場合は,あとに記述した内容が有効になります。
- 注※3
データ型がlist型またはboolean型のプロパティに,操作画面から設定できない値が定義されている場合は,空の値が反映されます。