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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


1.6.5 タスクの自動アーカイブ,履歴の自動削除について

タスクや履歴は,JP1/AOが自動的にアーカイブしたり,削除したりするように設定されています。

タスクの自動アーカイブ

1日1回,次の順序で,処理が終了したタスクのうち条件に当てはまるタスクが自動アーカイブされます。

  1. タスクの保持期間が経過したタスク

  2. 最大保持数を超えたタスク

    終了日時が最も古いタスクから順に,最大保持数を超えた件数分がアーカイブされます。

    なお,タスクの最大保持数には,デバッグタスクの数も含まれます。

タスクの保持期間および最大保持数は,ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)で変更できます。

ヒント

デバッグタスクは,タスクの自動アーカイブと同じタイミングで自動削除されます。デバッグタスクの自動削除については,マニュアルJP1/AO サービステンプレート開発ガイド-「[タスク]画面からデバッグタスクの進捗状況を確認する手順」のトピックを参照してください。

履歴の自動削除

条件に当てはまる履歴を自動で削除できます。

1日1回,最大保持数を超えた履歴が自動削除されます。アーカイブ日時が最も古い履歴から順に,最大保持数を超えた件数分が削除されます。

履歴の最大保持数は,ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)で変更できます。

1日1回のタスクの自動アーカイブとは別に,タスクの定期アーカイブ,履歴の定期削除を指定した間隔で実行することが可能です。

タスクの定期アーカイブ,履歴の定期削除については,ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)で変更できます。

タスクの定期アーカイブ

ユーザーが指定した間隔で,タスク数がプロパティtask.periodicalTaskArchive.taskCountThresholdの値を超過しているかを確認します。超過している場合,タスクの保持期間に関係なく,終了日時が最も古いタスクから順に,プロパティtask.periodicalTaskArchive.taskCountAfterArchiveの値を超えた件数分がアーカイブされます。

履歴の定期削除

ユーザーが指定した間隔で最大保持数を超えた履歴が自動で削除されます。アーカイブ日時が最も古い履歴から順に,最大保持数を超えた件数分が削除されます。履歴の最大保持数は,ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)で変更できます。