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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 構築ガイド 


3.2.1 Active Directoryと連携する流れ

Active Directoryとの連携ではグループ連携するかどうかを選択します。

グループ連携しない場合,同じユーザーをJP1/AOとActive Directoryに登録して,Active Directoryでユーザー認証します。JP1/AOにはパスワードの登録は不要です。

グループ連携する場合,Active DirectoryのグループをJP1/AOのユーザーグループとして登録して利用します。そのため,必要に応じてJP1/AO のユーザーグループとして登録するActive Directoryのグループを作成し,JP1/AO にログインするユーザーを所属させてください。

Active Directoryとの連携は,次の流れで進めます。なお,クラスタシステムの場合は,実行系サーバと待機系サーバで同じ設定をしてください。

表3‒4 Active Directoryと連携する流れ

作業

グループ連携しない場合

グループ連携する場合

参照先

1

Active Directoryにユーザーを登録します。

任意※1

任意※1

3.2.2 Active Directoryにユーザーを登録する

2

外部認証サーバ連携コンフィグファイルに,Active Directory連携に必要な情報を登録します。

必要

必要

3.2.3 外部認証サーバ連携コンフィグファイルに情報を登録する

3

Active DirectoryのDIT構造を検討して,LDAP検索用ユーザーを登録したり,外部認証サーバ連携コンフィグファイルへ情報を登録したりします。

必要

必要

3.2.4 LDAP検索用情報を登録する

4 LDAPディレクトリサーバとの通信におけるセキュリティを設定する

任意※2

任意※2

3.2.8  LDAPディレクトリサーバとの通信におけるセキュリティ設定

5

外部認証サーバ連携コンフィグファイルに登録した情報で,Active Directoryと接続できることを確認するために,hcmds64checkauthコマンドを実行します。

必要

必要

3.2.5 JP1/AOとActive Directoryの接続を確認する

6

JP1/AOにユーザーを登録します。1.と前後しても問題ありません。

必要

不要

3.2.6 JP1/AOにユーザー情報を登録する

7

Active Directoryのグループにロールを割り当てます。

不要

必要

3.2.7 Active Directoryのグループにロールを割り当てる

注※1

Active Directoryに登録済みのユーザーでJP1/AOにログインする場合,この作業は不要です。

注※2

LDAPディレクトリサーバとの接続のプロトコルに「ldap」を指定した場合,この作業は不要です。

ヒント

外部認証サーバ連携コンフィグファイルに設定内容として登録するDNには,サロゲートペア文字を含むことはできません。

また,グループ連携する場合,Active DirectoryのグループのDNの先頭のRDNは,JP1/AOのユーザーグループに使用できる文字コード,文字列長の条件を満たす値の必要があります。