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JP1 Version 11 JP1/Data Highway - Automatic Job Executor


2.1.2 リソース見積もり

JP1/DH - AJEのメモリ所要量とディスク占有量を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) メモリ所要量

JP1/DH - AJEのメモリ所要量を次の表に示します。

表2‒5 JP1/DH - AJEのメモリ所要量

プログラム

メモリ所要量

ジョブ定義プログラム

固定値:50[MB]

上記は,1つのDHカスタムジョブを定義した場合の値です。複数のJP1/AJS3 - Viewを起動しDHカスタムジョブを同時に定義する場合は,固定値×同時に定義するDHカスタムジョブ数で演算してください。

ジョブ実行プログラム

固定値:21[MB]

上記は,1つのDHカスタムジョブを実行した場合の値です。複数のDHカスタムジョブを同時に実行する場合,固定値×同時に実行するDHカスタムジョブ数で演算してください。

(2) ディスク占有量

JP1/DH - AJEのディスク占有量を次の表に示します。

表2‒6 JP1/DH - AJEのディスク占有量

プログラム

ディスク占有量

ジョブ定義プログラム

固定値:320[MB]

変動値:17[MB]

(環境設定ファイルのデフォルト値を使用し,同時に定義するカスタムジョブ数が1の場合)

変動値の計算式は,次のとおりです。

(a×b)+c[MB]

a:稼働ログファイルサイズ

b:稼働ログ面数

c:カスタムジョブ定義ファイルサイズ

  × 同時に定義するカスタムジョブ数

ジョブ実行プログラム

固定値:680[MB]

変動値:18[MB]

(環境設定ファイルのデフォルト値を使用し,同時に実行するカスタムジョブ数が1の場合)

変動値の計算式は,次のとおりです。

(a×b)+c[MB]

a:稼働ログファイルサイズ

b:稼働ログ面数

c:カスタムジョブ定義ファイルサイズ

  × 同時に実行するカスタムジョブ数

受信するデータサイズ:

カスタムジョブで受信を実行する場合,受信するファイル/フォルダの内容を作業用フォルダに一時的に格納します。

このため,<ジョブ実行プログラムインストールフォルダ>以下に,受信するファイル/フォルダと同じ大きさの空きディスクが必要となります。

同時に実行するカスタムジョブが複数ある場合,すべてのカスタムジョブで受信するファイル/フォルダの大きさの合計値です。

(a) 稼働ログファイルサイズ

稼働ログファイルサイズは,JP1/DH - AJEの環境設定で変更できます。稼働ログには,プログラムの起動・終了やコマンドの実行などのログ,およびメッセージが出力されることを考慮して容量を見積もってください。デフォルト値は5MBです。

稼働ログの容量を変更する場合は,「3.3.1(1) ジョブ定義プログラム環境設定ファイル」または「3.3.2(1) ジョブ実行プログラム環境設定ファイル」を参照してください。

(b) 稼働ログ面数

稼働ログ面数(バックアップファイルの数)は,JP1/DH - AJEの環境設定で変更できます。稼働ログには,プログラムの起動・終了やコマンドの実行などのログ,およびメッセージが出力されることを考慮して容量を見積もってください。デフォルト値は3面です。

稼働ログ面数を変更する場合は,「3.3.1(1) ジョブ定義プログラム環境設定ファイル」または「3.3.2(1) ジョブ実行プログラム環境設定ファイル」を参照してください。

(c) カスタムジョブ定義ファイルサイズ

カスタムジョブ定義ファイルは,JP1/DH - AJEとJP1/AJS3のインターフェースに使用するファイルです。JP1/DH - AJEの起動時にJP1/AJS3によって作成され,終了時に削除されるファイルです。サイズは0.1MB〜1MBです。見積もり時は最大値の1MBで見積もってください。JP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)で,複数のカスタムジョブを同時に実行する場合は,同時に実行するカスタムジョブ数をかけた値を計算してください。