2.1.1 システム構成
JP1/DH - AJEシステムの基本的なシステム構成例を次に説明します。次の図は,JP1/DH - Serverを用いた構成を示しています。
図で示した各ホストの役割と必要なプログラムについて次に説明します。
(1) 管理クライアント
管理クライアントは,DHカスタムジョブの定義,変更,およびDHカスタムジョブの実行結果の確認をするホストです。管理クライアントには,JP1/DH - AJE(ジョブ定義プログラム)をインストールします。管理クライアントを複数作成する場合には,すべての管理クライアントに対して,JP1/DH - AJE(ジョブ定義プログラム)をインストールします。
なお,システム内に作成できる管理クライアントの数は,JP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS3 - Viewの数と同じです。JP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS3 - Viewの数については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)」を参照してください。
管理クライアントに必要なOSとプログラムを次の表に示します。
項目 |
ソフトウェア |
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OS |
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プログラム |
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(2) 運用管理サーバ
運用管理サーバは,管理クライアントで定義したカスタムジョブの定義情報の管理,またはカスタムジョブの実行要求をデータ送受信クライアントに送信するホストです。
運用管理サーバに必要なOSとプログラムを次の表に示します。
項目 |
ソフトウェア |
---|---|
OS |
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プログラム |
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(3) データ送受信クライアント
データ送受信クライアントは,運用管理サーバからのカスタムジョブの実行要求を受けて,JP1/DH - Serverへのファイルの送受信を実行するホストです。データ送受信クライアントには,JP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)をインストールします。データ送受信クライアントを複数作成する場合,すべてのデータ送受信クライアントに対してJP1/DH - AJE(ジョブ実行プログラム)をインストールします。
なお,システム内に作成できるデータ送受信クライアントの数は,JP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS3 - Agentの数と同じです。JP1/AJS3 - Managerに接続できるJP1/AJS - Agentの数については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)」を参照してください。
データ送受信クライアントに必要なOSとプログラムを次の表に示します。
項目 |
ソフトウェア |
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OS |
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プログラム |
または
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(a) Linuxの文字コードについて
Linuxで使用できる文字コード種別は,JP1/AJS3に従います。マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド」を参照してください。
(4) データ送受信管理サーバ
データ送受信管理サーバは,データ送受信クライアントから送信されたファイルを受け取るホストです。また,データ送受信クライアントからの要求を受けて,データ送受信クライアントに向けてデータを送信します。
データ送受信管理サーバに必要なOSとプログラムを次の表に示します。
項目 |
ソフトウェア |
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OS |
または
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プログラム |
または
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