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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


7.3.30 PATH_CONVパラメーター(パス変換内容を定義する)

形式

#-adsh_conf PATH_CONV パス名1 パス名2

機能

ジョブ定義スクリプト中の変換前・変換後のパス名を定義します。

ジョブ定義スクリプトの実行時に,パス区切り文字(PATH_CONV_ENABLEパラメーターで定義)で区切られた文字列の中でパス名1と前方一致する文字列をパス名2に置換します。また,PATH_CONV_ENABLEパラメーターで定義したパス区切り文字およびディレクトリ区切り文字も変換対象になります。

なお,WindowsではPATH_CONV_RULEパラメーターで選択するパス変換ルールによって変換結果が異なります。詳細については,「PATH_CONV_RULEパラメーター(パス変換ルールを定義する)【Windows限定】」を参照してください。

PATH_CONV_ENABLEパラメーターが定義されていない場合,このパラメーターは無効となります。また,このパラメーターを複数定義した場合,環境ファイルの先頭から調べて,最初に変換条件に合致した定義が適用されます。

オペランド

パス名1 〜<パス名>((1〜247バイト))

変換前のパスを指定します。スペースを含む値を指定する場合は,"(ダブルクォーテーション)で囲んでください。

パス名1には,Windowsの場合はUNIXのパス,UNIXの場合はWindowsのパスを指定できます。JP1/Advanced Shellでは「\」をエスケープ文字として扱うため,「\」を指定する場合は,「\\」と指定してください。なお,次の文字は使用できません。

* ? < > | `(バッククォーテーション) $

パス名にはディレクトリ区切り文字が含まれている必要があります。ディレクトリ区切り文字は次の文字を指定してください。

  • Windowsの場合は「/」を指定します。

  • UNIXの場合は「\\」を使用します。

パス名2 〜<パス名>((1〜247バイト))

変換後のパスを指定します。スペースを含む値を指定する場合は,"(ダブルクォーテーション)で囲んでください。JP1/Advanced Shellでは「\」をエスケープ文字として扱うため,「\」を指定する場合は,「\\」と指定してください。なお,次の文字は使用できません。

* ? < > | `(バッククォーテーション) $

パス名にはディレクトリ区切り文字が含まれている必要があります。ディレクトリ区切り文字は次の文字を指定してください。

  • Windowsで実行する場合は,「\\」を指定します。

  • UNIXで実行する場合は,「/」を使用します。

注意事項

使用例