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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


7.3.29 OUTPUT_STDOUTパラメーター(ルートジョブの出力先を定義する)

形式

#-adsh_conf OUTPUT_STDOUT {SPOOL|PARENT}

機能

ルートジョブの標準出力の出力先を定義します。子孫ジョブは,このオプションにPARENTが指定されたものとして動作します。このオプションを省略した場合,ルートジョブはSPOOLが指定されたものとして動作します。

adshexecコマンドに-sオプションを指定してジョブを実行した場合,このパラメーターの指定よりも-sオプションの指定が優先されます。

ルートジョブが簡潔出力モードまたは最小出力モードで動作(OUTPUT_MODE_ROOTパラメーターまたはadshexecコマンドの-mオプションで指定)する場合は,OUTPUT_STDOUTパラメーターまたはadshexecコマンドの-sオプションの指定に関係なく,プロセス起動時の標準出力を継承します。

オペランド

SPOOL|PARENT}

ルートジョブの標準出力の出力先として,次のどちらかを指定します。

  • SPOOL

    ルートジョブの標準出力をスプール内のファイルに出力します。

  • PARENT

    ルートジョブの標準出力を,プロセス起動時に親プロセスから継承した出力先に出力します。親プロセスで出力先をリダイレクトしていない場合は,親プロセスと同じ出力先に出力します。

注意事項