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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


7.3.9 CMDRC_THRESHOLD_DEFINEパラメーター(コマンドの終了コードのしきい値を定義する)

形式

#-adsh_conf CMDRC_THRESHOLD_DEFINE コマンド名 しきい値

機能

ジョブ定義スクリプトから実行されるコマンドの終了コードが0でなくても正常終了と見なしたい場合,対象となるコマンド名と,しきい値となる値を定義します。これによって,コマンドの終了コードがしきい値以下の場合が正常終了となります。

ただし,コマンドがシグナルを受信して終了した場合は,指定に関係なくコマンドがエラー終了します。

CMDRC_THRESHOLD_USE_PRESETパラメーターのENABLEの指定によってしきい値が定義されたUNIX互換コマンドに対しても,CMDRC_THRESHOLD_DEFINEパラメーターでしきい値を変更できます。

オペランド

コマンド名 〜<コマンド名>((1〜255バイト))

終了コードのしきい値を定義するコマンドの名称を指定します。Windowsの場合は拡張子付きの指定もできます。コマンドパスは指定できません。

指定できるコマンドの種類を次に示します。これ以外のコマンドも,別プロセスで実行(パイプ,コマンド置換,|&,&を使用)した場合は対象になります。

  • 外部コマンド

  • UNIX互換コマンド

  • シェル運用コマンド

  • コマンドとして実行したスクリプト(#!によって実行)

  • シェルスクリプト

  • 子孫ジョブ

Windowsでコマンド名の拡張子の指定を省略すると,指定した名称と同じ名称のコマンドやバッチファイルが,拡張子に関係なくしきい値の管理対象となります。

Windowsでスペースを含むコマンド名を指定する場合は,"(ダブルクォーテーション)で囲んでください。

しきい値 〜<整数>((-1〜255))

終了コードで正常終了と見なすしきい値を定義します。ここで指定したしきい値より終了コードが大きい場合,エラー終了と見なします。

-1を指定した場合,実行結果は常にエラー終了します。

255を指定した場合,実行結果は常に正常終了します。

注意事項

使用例