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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


2.6.22 スクリプト開発部品を使うための準備

JP1/Advanced Shellでは,スクリプト開発部品を使用することによって,ジョブ定義スクリプトの生産効率を向上させることができます。スクリプト開発部品の詳細については,「10. スクリプト開発部品」を参照してください。

スクリプト開発部品は,次の手順で使用します。

  1. スクリプト開発部品は次の場所に格納されています。コピーして別の場所に格納してもかまいません。

    Windowsの実行環境の場合

    インストール先フォルダ\JP1ASE\parts\en

    インストール先フォルダ\JP1ASE\parts\ja

    Windowsの開発環境の場合

    インストール先フォルダ\JP1ASD\parts\en

    インストール先フォルダ\JP1ASD\parts\ja

    UNIXの実行環境の場合

    /opt/jp1as/parts/en

    /opt/jp1as/parts/ja

    注※ JP1/Advanced Shellのアンインストール時には削除されます。また,上書きインストール時には更新されます

  2. 環境設定パラメーターCMDRC_CMDGRP_CHECKにFUNCTIONを指定します。

  3. 次のどれかの方法で,使用したいスクリプト開発部品を読み込みます。

    • .(ドット)コマンドでスクリプト開発部品のファイルを読み込む(#-adsh_script コマンドでも読み込み可能)。

      日本語のコメントが記述されたスクリプト開発部品cmpDateを読み込む場合のジョブ定義スクリプトの例を次に示します。

      . "${ADSH_DIR_PARTS_JA}cmpDate"

      英語のコメントが記述されたスクリプト開発部品getFileSizeを読み込む場合のジョブ定義スクリプトの例を次に示します。

      . "${ADSH_DIR_PARTS_EN}getFileSize"
    • 関数のオートロード機能でスクリプト開発部品のファイルを読み込む

      日本語のコメントが記述されたスクリプト開発部品を読み込む場合の環境ファイルの例を次に示します。

      export FPATH=/opt/jp1as/parts/ja

    各機能の使用方法については,次の項目を参照してください。

  4. ジョブ定義スクリプトの中でスクリプト開発部品を呼び出します。