9.5　スクリプト拡張コマンド

スクリプト拡張コマンドとは，ジョブ定義スクリプトファイルに記載する「#-adsh_」で始まるコマンドのことです。

ファイルの作成および環境変数への割り当て，ジョブ定義スクリプトまたはジョブステップ実行後のファイルの後処理や，ジョブ定義スクリプトのジョブ名を宣言できます。また，ジョブステップを定義してジョブの実行を制御したり，スクリプト拡張コマンドを記載した外部のスクリプトを呼び出したりできます。

スクリプト拡張コマンドの終了コードは，環境設定パラメーターのADSHCMD_RC_ERRORパラメーターおよびADSHCMD_RC_SUCCESSパラメーターで変更できます。ただし，次の場合の終了コードは変更できません。

• #-adsh_step_endコマンドでジョブステップ正常終了およびジョブステップエラー終了した場合

• #-adsh_scriptコマンドで正常終了した場合

環境設定パラメーターについては，「7.　環境ファイルで設定するパラメーター」を参照してください。

また，スクリプト拡張コマンドは別プロセスで実行しないでください。

〈この節の構成〉

• 9.5.1　#-adsh_fileコマンド（通常ファイルの割り当ておよび後処理を指定する）

• 9.5.2　#-adsh_file_tempコマンド（一時ファイルの割り当ておよび後処理をする）

• 9.5.3　#-adsh_jobコマンド（ジョブ名を宣言する）

• 9.5.4　#-adsh_job_stopコマンド（ジョブの打ち切り条件を定義する）

• 9.5.5　#-adsh_path_varコマンド（パス名を扱うシェル変数を定義する）

• 9.5.6　#-adsh_rc_ignoreコマンド（常に正常終了するコマンドを定義する）

• 9.5.7　#-adsh_scriptコマンド（実行中のジョブ定義スクリプトから外部のジョブ定義スクリプトファイルを呼び出す）

• 9.5.8　#-adsh_spoolfileコマンド（プログラム出力データファイルの割り当てをする）

• 9.5.9　#-adsh_step_startコマンド，#-adsh_step_errorコマンド，#-adsh_step_endコマンド（ジョブステップを定義する）

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